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アジアの架け橋を目指す、上海で働くアジア人総経理のブログ

上海佳奈国際貨運代理有限公司
雅奈(上海)国際貿易有限公司 総経理。
日本で生まれ、韓国で学び、中国で働く アジア人44歳。 

中国での実践ビジネスを通じ、ビジネスマインド、本にはのらない現地の生の会話や情報を、本音でアウトプットするブログ

今朝のネットのニュースで

「偽妊婦腹」

がタオバオで販売されている、という記事を見た。

まずニュース一部を抜粋すると、


このグッズは妊婦の大きなお腹を模したシリコン製のパッドで、このグッズを装着することでバスなど公共交通機関の優先席を利用しやすくしたり、会社の人員 削減を回避するといった目的に使われるほか、妊婦体験をしたり、セレブ風の写真を撮るなどの遊び道具としても使われる。また、養子を受け入れる際に周りか らとやかく言われないよう妊婦のふりをするために買う人もいるという。

価格は安い物で400元(約4800円)、高い物だと2800元(約3万3600円)。サイズはS(妊娠2~4カ月)、M(同5~7カ月)、L(同8~10カ月)のほか、「双子」タイプもある。


だそうだ。(^^;



実際にタオバオで検索してみると、こんな感じのがでてきた。


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コメントが・・・・



まぁ、ただこれを非難して、「まったくこれだから中国は・・・」 と、
よくあるブログのコメントにしてしまうのは面白くない、

ということで、視点をひねって考えてみましょう。




まずは、この 「妊婦腹」 が売られるに至った経緯が気になった



需要があるから販売したのか?

売れると思って制作したのか?

売れるか売れないかわからないが、
売ってみたら、たまたま売れたのか? 

しかし、コストはそれなりに掛かるはずだが、
そんなに冒険するほどの商品なのだろうか?


気になったものは仕方ない、

タオバオで売買成立の数字を調べてみた。

すると、

48件、6件、55件、19件、42件・・・・

結構売れているようです。(笑)



実際に需要があるんですねぇ。



と、流れがビジネス展開のようになってきましたが、

今日はこのまま「ビジネス感」に進もうか、

それとも「モラル」の道徳観に話を進めるか

悩んだ末、やっぱりここは「モラル」、「中国感」に

ついての話にすることにする。



理由は上にもいくつか上がっていたけれども、

一人っ子政策の裏側にある、不妊の切実な問題を抱える
夫婦が、養子をもらう為の事前の証拠作りの為、という
面があることについては、事情が事情と言えるかもしれない。


特に中国は面子を重んじる部分があるのも理解する。


ただ、リストラ対策や、電車で席を譲ってもらいたい、などと
いう理由は、少し気になるところ。


上海万博のときにも、車椅子に乗ったにわか障害者が
やたらと増えたことでも問題になったが、
そのような発想は、どこから来るものだろうか。


道徳の「欠如」なのか、

それとも他に理由があるのか。




実は、そのへんの理解は、私の中では15-6年前に
ヒントをもらっている。


「一体どんな教育を受けてきたのか!
親の顔を見てやりたい!」
よく言うフレーズだが、


僕は初めて大連で96年に生活をした時、
社員が気を使ってくれ、何度か自宅に招待してくれた。

言葉がわからないながらも社員がカタコトの
日本語で、ご両親、家族と一緒に食卓を囲み
家庭料理をご馳走になりながら、あれこれと話をした。


細かな会話の内容は忘れてしまったが、
結構込み入った内容をづけづけ笑顔で聞いてくるなぁ、と
不思議な感覚を覚えた記憶がある。


後で気がついたことが、

そうか! 彼らは「文革」という時代を、
地で生きてきた時代があったんだ。

ものを持つことを抑制され、とにかく
早いものがちの世界があり、

順番に列を作れば必ず平等にものが手に入る
ワケではない、そんな時代に生きた「親」たちが
現役でいる。

その子供たちというのが我々と同世代なんだ。


親が教育を受けてきている前提ではなく、
親がそもそも、我々が考える教育の文化とは
全く違う時代を生きてきたんだ、ということを
認識しないといけなかったのか、と。



ふと、昔小、中学校の頃に、映画館によく見に行った
ジャッキー・チェンの映画を思いだし、カンフーで
ハッ!ハッ!っと戦いながら、列車の席を取り合うシーンを
思い出した。

映画で客観的に見ている分には、面白おかしいけれど、
あれが、現実に自分に対してされていることなら、
めちゃくちゃムカつくやつだと思う。

しかし映画を見ていると、「そういう時代背景」という
設定がすんなりと入ってくるので、受け入れの
ハードルが低くなっているということでしょう。

彼らは根本的には、「悪気」があるわけではない。
むしろ最近になり、都会から「秩序」の文化が生まれつつあるので、
文化、秩序の追いついていない、或いは文化のインプットが
間に合っていない人たちとのギャップが生まれている
だけなのかも知れない。



そう思うと、ある種の心の受け入れ態勢はできます。


じゃ、この偽妊婦はそれでいいのか? ということですが、
それは別問題ですね。

まぁ、害がない、といえば放っておけば済む話です。

ただ、他人事として遊びに使う分には自由ですが、
上海という都会の文化が広がる世界では、
もうその考えは時代錯誤になりつつありますし、
やはり秩序を守れない人種は、これから近い将来に
おいては、すぐに取り残される運命にあるでしょう。



ではこの商品が売れている事実はどう考えるか。



おそらく、まだしばらくはこう言うモラルレベルで
指摘をされる人間は続いていくと思う意味で
暫くは売れるのかもしれません。


しかし、関心するのは、

これを作った人間、よくこの市場に目をつけたな!?

ということです。



日本では、まぁ、売れないでしょう、、、、、、と、

決め付けることが視野を狭めているかもしれません、ね(^^;



日本でも、意外な需要があるかも知れませんし、
これは前回の記事然り、どこにどんなニーズが
生まれるかはわからない、ということで、


今回は、なんとも締りのない終わり方です。







ちなみにこんなのもありましたが・・・・・




アジアの架け橋を目指す、上海で働くアジア人総経理のブログ



メタボのお腹にかぶせても・・・・・意味あるのか??  (^^;  



・・・・1件売れてた。