セレクタブロワーモーター補修 セレクタさん奮闘記 | Fiat Panda 30 Life

セレクタブロワーモーター補修 セレクタさん奮闘記

何時しか時は流れ、厳しい冬も過ぎ春が訪れた、

いろいろとあったこの頃だったので時間の過ぎるのが早く感じられる。

冬時期には6号機を冬眠させる事に決めてからはブログ更新も必然的に限られる。

それでもそろそろ毎年恒例のパンダリーノへ向けて動きだす頃だ。

 

当日は生憎の雨模様だが午後からは回復する予定、

そう、この日にパン友のセレクタさんがブロワーモーターの整備をしたいとのことで

やってくる約束なのだ。 

 

既に雨は上がっているが道中打たれた雨で車体の濡れたセレクタ到着!

 

ご挨拶もそこそこに早速作業開始のセレクタさん、

パン友の中ではぴか一の整備実力の持ち主、何を言わずとも作業は進んで行く。

 

ブロワーモーターの異音を整備するためにはざっと見積もって以下の作業がある

① エアクリーナーボックス 取り外し

② インジェクター取付ネジ 取り外し(横にずらすだけ)

③ エンジンルーム遮音材取り外し

④ ワイパーユニット取り外し

⑤ バッテリー取り外し

⑥ ウォッシャーライン取り外し

⑦ ハンドル取り外し

⑧ クルースコット取り外し

⑨ ブロワーボックス取り外し 

⑩ ブロワーボックス分解

 

なのでたどり着くだけで果てしない作業でもある、加えて生産から20年以上を経過した

車なので外れない部品や割れてしまう部分等必ずプラスαで発生するのだ。

 

早速登場したエポキシで接着されていた外れないワイパーを何とか取り外して

ユニットを抑えてあるプラスチックの大型ネジを緩める セレクタさん

自分では外した事が無いというハンドルのセンターナットは手では外れない

程の高トルクで締め付けられていた為ここでも一苦労。

 

やっと外れたハンドルの次はクルースコットカバーを分解する

 

この部分はセレクタさんによるとハンドルを外さずにもアクセスできるらしい、

まあ邪魔なのでハンドルはいつも外す方向で作業する、”急がば周れ”。

 

クルースコットを外す理由は画面中央のレバーユニットを止める4本のネジを外す為

これでブロワーボックスをクルースコット側に止めているのでどうしても外す必要が

ある。 面倒だね~。

 

と、ここまでくればあとは少し知恵の輪をしてボックスを引き出して上下を止めてある

クリップと先端のネジ2本とゴム製のカバーを外してパカッと分解、問題の

ブロワーモーターを取り出す事が出来る、 (ここまで1時間半かかってます)

 

さて、やっと本題のブロワーモーター整備、

ファンユニットからモーターを分離して行く、

ここまで作業主体はセレクタさん、私は大まかな方向性を教えただけだ、凄い!

 

ブロワーモーター整備については以下ブログに詳しい↓

 

 

 

部品洗浄のセレクタさん、モーター軸も音が出た時点で使用を控えているので

減ったりしている様子はない、

 

そうしたらベアリングにたっぷりと注油、使用したのはタービンオイル、

所謂”高速回転低負荷型軸受用オイル”と言う奴です。

 

組み立ては逆の手順なので省略、 ここからは怒涛の組付け作業、

 

ボックスを組み立てて元の位置へ戻して・・・

 

ワイパーユニットを組み付けて

 

クルースコットのカバーを戻して・・・

 

ハンドルを戻して・・・

 

作業は順調に流れて行くのでした。

午前中の雨も予報通り止んで晴れ間も見え始める札幌、

 

無事エンジン始動にブロワーファンの異音解消を確認してポーズを決めるセレクタさん

やるね~。

朝の11時過ぎから午後4時近くまでで作業を終えて帰路に就くのでした

そうそう、ワイパーアームはまたエポキシでがちがちに固めておいた

エポキシ硬化までアンコウの疑似餌の様にアームを立てて置く必要があったので

当日はこのまま帰宅となった

 

セレクタさんご苦労さまでした。

 

パンダLifeはつづく。