Fiat Panda 30 Life


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千歳基地訪問 FJ1200ブレーキパッド交換 ぱんちゃ~君奮闘記

11月の北海道、そろそろ根雪(寝雪)の季節が近づいてきた。

一通り冬の準備が済んでひと段落した頃、千歳基地からお呼びがかかった。

 

秋晴れの好天で前日までに降った雪も融けて無くなりそうな勢い、

青空の元を千歳基地へひた走る。

 

冬眠したパンダ30の6号機に代わって、父車のルポさんで到着、

父はめったに乗らないので譲り受けてから9年余りで1万キロ程度しか走行していない

そのせいもあってか車体はまだまだしっかりしている

 

さて、本日のお題はYAMAHA FJ1200、こちらのフロントブレーキパッドの交換、

ぱんちゃ~君はカブから始まっていろいろなバイクを乗り継ぎ、大型ツアラーの

FJ1200までを所有している、こちらは富良野等の知り合いのところへ行くのがメイン

の用途のようだ。

 

ぱんちゃ~君が準備してい居たブレーキパッド、 社外品Daytonaのカーボンシンタード

という製品、 いいですね~。 ただしこれではダブルディスクの片側だけしか交換

出来ない。 販売者は極めて不親切、FJ1200用で問い合わせをして買っている

のだから、これでは足りない、もう1セット買わないとならない事をお知らせして

くれてもいいところなのだけれど・・・。

 そんなわけでもう1セットを買い出しに出かける必要があったが、道中いろいろと

お話しが出来て、それはそれでよかった。 (マイナス1時間)

 

交換は極めて単純、自動車の作業に比べれば雲泥の差、

ホイールを外すでもなく、車体をジャッキアップするでもなく、

そのままセンタースタンドを掛けると出来てしまう。

ーーーキャリパー後部のパッドのカバーを外す、マイナスドライバーを隙間に入れて

抉ると外れる

 

取り外した旧パッド、残量2mm程、交換には良いところだった。

 

そうしたらマスターシリンダーの蓋を外して水平にして旧フルードをシリンジで

抜き取る、この時微量を残す様にするとライン内にエアが噛むのを防ぐ事が出来る

 

真剣な表情でキャリパーのピストンを押し戻すぱんちゃ~君、

 

プライヤー等の工具を駆使して押し戻して行く、 

表面の塗装に傷がつかない様に慎重にすすめる、 シリンダーの全面を位置を替えながら

均等に押し下げる、そうしないと旨く下がってくれない場合もある

 

当然ながらマスターシリンダー側のフルードも押し戻されてくるので適宜に

シリンジで抜きながらの作業になる

 

この様にピストンを綺麗に戻す事が出来たらOK, 

ーーー使用頻度が少ない為か、整備が行き届いているのか、ピストンは固着もなく

スムーズに戻す事が出来た。 実のところ、キャリパーのOHの必要を考えていろいろと

工具を持参したが不要だった。

 

そうしたら新品のブレーキパッドをサクッと装着、抑えバネも入れてほぼ完了、

ーーー札幌の販売店にはカーボンシンタードの製品は無く同じDAYTONA製の赤パッド

を購入してハイブリットで装着した 

 

マスターシリンダーの蓋の清掃に勤むぱんちゃ~君、

 

アルミの粉が浮いているところ等を真鍮ブラシを使って綺麗にした。

 

ガスケットは良好でこのまま再利用、

 

一旦限界まで抜いたフルードを今度は逆に満たしながらフロントブレーキレバーを

握ってポンピングさせてもブレーキの手ごたえが出るまでキャリパーピストンを

押し出す、厳密にはマスターシリンダーからきゃりぱー、加えてキャリパー内に

残った旧フルードを入れ替える作業が必要だが、今回はこれで良しとした。

 

そうしたらアッパーレベルまでフルードを入れて蓋を閉めて完了、

ブレーキライン内には論理的にエアが入る作業は行っていないのでこれでいい、

ブレーキのタッチも良好に復帰した。

 

最後にキャリパーのカバー嵌める

 

優秀な日本車、メンテナンスの事も良く考えられている、

ーー本当はここで試走なのだけれど、生憎の凍結路面の為春までお預け

 ガレージのシャッターが閉まるように移動するぱんちゃ~君

 実質の作業は1時間も掛からなかった。

 

丁度お昼になり奥様の多恵さんに呼ばれる。

幸せなご家庭の暖かい手料理をごちそうになるのはなんとも良いものだ。

 

お得意料理なのかこれでオムライスをごちそうになるのは2度目だ。

栄養士の多恵さんは我々野郎共の健康を気遣って、ちゃあんとサラダもついている。

 

おなかも膨れて幸せのおすそ分けも頂き大満足で千歳基地を後にする。

寒い中お見送りしていただいた。

 

久しぶりの千歳基地訪問はとても有意義だった。

 

朝から一転曇り空の帰路、そろそろ本格的な冬がやってきそうな気配だ。

 

パンダLifeはつづく

 

セレクタ、ステアリングラックカラー交換 セレクタさん奮闘記

初冬の寒さが身に応えるこの頃だが日常は淡々と過ぎて行く、

最高気温も一桁台が続く、冬に向けてまっしぐらに突き進む感じだ。

 

発達した低気圧が午前中に過ぎる予報の札幌、 朝9時の様子だ。

いつもながら私の住む札幌東部は雲の通り道からそれている様子で予報の積雪は

ほとんどない。

 

明け方から降り始めた雪も2,3cm程で収まり、すでに融け気味の状態

 

約束の10時少し前、早めに現れたセレクタさん、

 

岩見沢からの道中ホワイトアウトする程吹雪のところがあったのだとか

車の状態からも良く解る

 

ガレージ内での作業を予定しているので一旦軽く洗車で車体に付いた雪を落として来る

様にお願いした、 作業中にこれが溶けるとガレージが水浸しになって下からのアクセス

が出来なくなってしまうからだ。(寝板を敷いて寝転んで作業する)

 

作業準備にセットアップして置いたガレージ、 父車のルポさんにスペースを空けて

もらったのだ。 長く生活しているとガラクタが溜って少しづつ手狭になってくるものだ

 

 

その間洗車機で洗車のセレクタさん、 案内した近所の洗車場が閉鎖されていたので

少し遠いところまで行かなくてはならなかった

 

早速ガレージに頭を入れて作業開始だ。

 

セレクタさん、ハンドリングの不具合を訴える、 ごとごと音がして段差を踏み越える時

にも少しハンドルが取られるような感じがあると、典型的なラックガタの症状。

 確認すると確かに通常のラックカラー割れ程では無いながら軽度のガタが生じて

居るのが解る、 微妙なので見逃しそうになったくらいだが確かによくよく確認すると

カクカクとタイヤも振れるのだ、 これは初めての症状・・・。

 

まずはラックエンドのボールジョイントを分離して行く、

手際の良いセレクタさん、工具も全てそろっている。

 

ボールジョイントをラックから外す、手順は以下のブログに詳しい

 

今回は14回転と半分で分離した。 外したボールジョイントは良好で聞くと最近

整備してグリースを追加したばかりだと言う。

 

 

車体下に潜ってラックのブーツを取り外すセレクタさん、

着々と作業は進んで行く。

 

然程の苦労もなくラックからカラーを摘出するのに成功するが、 こちらがあの

微妙なラックガタの原因、 前回交換した人物が諸事情によりカラーを削り、抑えの

後端の爪も切り落とした状態に加工して取り付けてあったのだ(写真左)

いつもは割れてバラバラになって出て来る旧カラーはこんな理由で所定位置にとどまる

事が出来ずに抜け出てきてしまった。それが今回のガタの原因。

私はこのような場合、先人を責める事はしない、それは苦労しながらもその時に出来る

最良の方法と技術を駆使して施工したに違いないと想像できるからだ、その詰めが甘い

場合は”タコメカニック”とか”資格無し”とか大声で言うが、こういった苦肉の

策と努力が見て取れるところは”頑張ったね”位にとどめる事にしている。

カラー新品(写真右)を入れるにはやっぱり少し苦労する事もあるから・・・。

 

カラーが無いうちにラックの隙間にグリースを充填して置く、

長年の使用で緩くなったグリースが抜け出てしまっている場合がほとんどだからだ

 

新品カラーの装着には裏技がある、 もちろん整備工場等で大掛かりに車体を上げて

ラックを車から取り外してスペースのある作業台の上で作業できるのならこんな事は

しなくていい、

写真のラックの中間ボールジョイントとカラーの嵌るパイプの間に新品カラーを

一か所切り目を入れて装着する、(イタリアのメカニック、ロッコ監修)

 

切り欠きの位置はラックに操舵の時に掛かる力の向きでは無い方向、 今回はカラーの

爪の嵌る窓の位置関係から下向きにした、 製造過程でラックの爪の嵌る小窓は

個体によバラバラの方向を向いているのでその時に判断しなくてはならない。

 

そうしたらゆっくりとハンドルを切って(右に切る)ラックの中間ボールジョイント

のエンドでカラーを押し込んで行く、

㊟この時ラックの連結を左前輪からも取り外す必要有り

ーーーセレクタさんと作業すると楽、私は何もせずにただハンドルを回していただけ

だったーー

 

カラーに一か所切れ目を入れた事でやっぱり旨く押し込めないで捻じれる現象が発現

したので軽くカラーを針金で縛っての2回目で挿入に成功、 セレクタさんは結束バンド

で縛りましょうと言っていたがそれでもOKだろう

ーーー全体の3分の2が入ったカラー、ここまでは入ればもう大丈夫

 

そうしたら針金を除去して全体をさらに押し込んで行く、

ーーー新品カラー端部の爪が写真で見える小窓の所定位置まで入らなくてはならない

 

更にハンドルを切ると、中間ボールジョイントのエンドが密着する、

それでもカラーはもっと奥の爪が小窓から出るところまでには至らない、

なので、手元にあった先人の苦労して加工したカラーを間に入れてさらに押し込む、

そうすると写真の様に爪が所定の小窓の位置に到達するのを確認した。

この後、押し込むのに使った先人カラーは摘出している。

そんなうまい具合の押し込み工具が無い通常の場合はカラーのお尻をポンチ等で叩いて

押し込むのがセオリーの様だ。(6号機もそうしている)

 

カラーが装着なったら、ブーツを戻して行く、

ここもセレクタさんが淡々と進める、 厚紙をジョウゴ状に丸めて引っ掛かり勝ちな

ブーツの端部を収めたようだ

 

ブーツエンドをバンドで止めて行く

 

こちらは結束バンドで締結、

 

そうしたら外した時と同じく14回転と2分の1を回してエンドのボールジョイントを

組み付ける。

 

 

あまりに手際が良いので写真を撮る暇が無いくらいだ。

車体を下ろしてタイヤのボルトに規定トルクを掛ける

 

早速試走に出かけるセレクタさん、 さてどうでしょう。

 

結果良好で完璧でした。 笑顔も漏れ出ます。

 

天候もあまりよく無いので撤収のセレクタさん、 

作業は3時間半で終了、 なんとも素晴らしい。

 

不具合個所を整備して颯爽と家路につくのでした。

セレクタさんご苦労様でした。

(帰路途中で除雪の大渋滞に巻き込まれたのだそうです、大変でした・・。)

 

パンダLifeはつづく

 

6号機 ブレーキ固着補修

北海道に住んでいると冬はやっぱり大きなイベントの一つで、

雪に閉ざされるデメリットはあるものの、がらりと変わる生活環境で別の世界で

生きているような感覚を覚えるのは魅力の一つだと思っている

足早に近づく冬、追い越されないように日々の作業に勤しむ

 

このところの急激な気温の低下で街路樹の銀杏も庭木の桜もすっかり葉を落とした。

紅葉する間がほとんどなかった感じで黄色い葉は2,3日見たくらいだ

 

先日は10㎝程の積雪にも見舞れる、 もう冬モード全開の札幌

 

本日の6号機、 10月末に実施した冬眠準備の点検で一か所不具合を確認、

本来、ニュートラルに入れてサイドブレーキを解除すると車は片手でも軽く動くのだが

動く事は動くが重たい感じがした、 ”何かありますね”と6号機に訊くが黙秘を貫く・・

 

実を言えば10月20日のスーパーツーリング前後から認識していた不具合、

冬眠前に整備して置く事にした、春には気持ちよく走り出したいのがその理由

ーーー片側づつ車輪を上げて回転具合を確認すると、左前輪がグッと固着しているのが

解るーー

 

後輪は左右共にフリーに回るのでお構い無しだ、

さて、固着の理由を探るため反対側も持ち上げて車輪を回してみると右前輪は問題無く

軽く回る、  この時点でマスターシリンダーの不具合の可能性は排除出来た、

 

おもむろに左前輪のブレーキ周りを分解して行く、

稀にブレーキパットの母材がはがれて落ち込んでいることがあるので様子を見ると

パッドに問題はない

 

キャリパーの固着を疑う、 見た目は綺麗なのだけれど・・

 

キャリパーピストンを工具を使って戻してみるが、がんとして動こうとしない、

この時点でキャリパーピストンの固着とブレーキホースの詰まりのどちらかが原因と

判明するが、 ブレーキホースは最近交換したばかりなのでほぼキャリパーピストンの

固着であろうと推定する

 

一度キャリパーを戻してブレーキホースを外す、14mmのフレアレンチで簡単に

緩める事が出来る、

外したブレーキパイプからはタラタラとブレーキフルードが垂れて来るので

想像通り、ブレーキパイプの詰まりは無いのが解った、

 

さて、ここから少し苦労したところ、そもそも固着しているピストンを抜くのが大変な

作業なのだ、 エアを吹き入れても動く様子が無いので木片を間に挟んでハンマーで

少しピストンを戻してからまたエアを吹き入れる作業を2,3度繰り返してやっと

ピストンを抜く事が出来た、

 

こちらが今回の固着の原因の錆、 ピストンがシリンダー内で動くのを阻害している

 

錆はブレーキのシールの外側に発生する、写真の様にシールより中は良好だが外が

ピストンに発生した錆で汚れている(キャリパーはアルミ製なので錆の赤色は

ピストン側の錆が付着した物だ)

 

リカバリー作業としてはピストンに浮いた錆を耐水ペーパーの目の細かい物で

取り除く、2000番を使用した、

同時に錆の付着したキャリパーボディ側もペーパーで綺麗に磨く、

そうしてガスケット無しの状態でピストンをシリンダーに入れて軽く動く事を確認

出来たらOKだ

 

そうしたら元通りに組んで行く、  こちらは数年前に現地で仕入れたブレーキ用の

グリース、 なかなか減らない

 

ピストン表面とシリンダー内壁に薄く塗布する、

 

ダストブーツの方向に注意しながらピストンを組み付ける、

この時手で軽くピストンが入って行く事を確認する、 そうでない場合は問題あり

なので再度点検作業をして問題点を確認するといい

 

そうしたらブログではおなじみのブレーキ組付け作業に入って行く

キャリパーのフローティングプレート、表面の錆や汚れ等を除去して置く

パッドの減り具合によりキャリパー本体が左右に動く、その時このプレートが

汚染されていたら旨く動かない→キャリパーの傾き→ブレーキパッドの偏摩耗 と

不具合が加速していってしまう

 

キャリパー側も同様に清掃、 同時にホルダーも清掃するのを忘れないようにする

 

こんな感じに組付けたらOK, ブレーキホースもくッと締るのをわすれずに

 

最近は日が短く4時を過ぎると黄昏空になってくる、

 

エア抜きは猫の手要員のKさんがもういないので一人で行う、

まずはあらかたのエアを注射器で引っ張って吸い取る、 その後ワンマンブリーダー

成るものでエア抜きをする

 

今回の作業で抜けた分のブレーキフルードを足して置く、 50cc程入れた

 

使用したのは市販のDot3、 特にこだわりは無い

 

タイヤを付けてトルクを掛けたら完了、

試しに車体を押してみるとスッと動くようになった

 

ご近所を一回り試走してきた、 直近の信号のあるところに微妙な傾斜がついている、

そこでブレーキを離すと下り側に動く事を確認できた

”申し訳ありませんでした、ありがとうございました”の顔の6号機

 

4時30分ともなればすっかり夕暮れの札幌、 路面凍結時期の前に整備出来て

良かった。

 

パンダLifeはつづく

 

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