7日に行なわれた第二回のテーマは、
『ゴーリーのポジション特性について』
今回も約30大学が参加してくれました。
なんだかんだ言って、結局セーブの事がメインになってしまうゴーリー達ですが、
もう一度、そのポジションの役割を認識してもらいたいと。
ちょっと、抽象的なネタでもあり、眠気との戦い
になる可能性もあったんで、
テンションは高めでした。
前半の講師は、U-19代表
のゴーリーコーチに就任した、ぼっさん。
まずは、
『DFの中心』である事。
DFの中心なんで、チームのDFのタクトを振るうのは、ゴーリーです。
・指示能力
・危険察知能力
を、いかに身につけるか、の話をしてくれました。
オフェンスの意図を察知し、
いかに、「いいシュートを打たせない」ように、DFを動かせるか。
DFの中心なんで、その為の指示は常にGの意思が優先されていいんです。
もちろん、チームのディフェンスの理解、相手のオフェンスの理解が必要です。
あとは、DFの中心ですから。こんな話も付け足しました。
シュートを受ける可能性のない時、
または、相手がシュートを打てない時(>_<)は、
『ゴーリーではなく、8人目のDF』
になる。
クリースもゴールも、『無い』と思えばいい。
そうなれば、ハーフコートは「7on8のDFの数的有利な状態」なんです。
『Go Outside』
クリース内の置き物
のようなゴーリーになる必要はありません。
つまり、こうではなく↓

こうですね↓
セーブという面での、『The Last DF』
8人目のDFという面での、『One of the DF』
そして、DFの中心という面での、『Center of DF』
三つの重要な役割を、果たして欲しいですね。
クリースから出てしまったら、あとはフィールドプレーヤーですから。
クロスワークや、動きながらのパス能力は、必須です。
次は、『攻撃の起点』
今の日本の女子ゴーリーで、
真の攻撃起点となるGは、まだいませんね。残念ながら。
過去を思い起こしても、05代表G
であったMキぐらいでしょうか。
ここでは、眠気に拍車をかけるように、数学
の話をしました。
講師であるチチコも、数学的にパスレンジの効能について加担してくれました。

ここからは、ちょっと極端な話ですが…
ハーフコートで7on7の状況では、
約30m×50m=1500㎡
がオフェンスに与えられ、
DF側一人当たりのカバーするスペースは、
1500÷7≒200㎡/1人
ゴーリーがセーブした瞬間は、
約100m×50m=5000㎡
がオフェンスに与えられ、
DF側一人当たりのカバーするスペースは、
5000÷12≒400㎡/1人
これだけでも、相手コートに持って行ってゆっくり攻めるより、
ゴーリーが持った時から攻撃という意識を持った方が攻めやすいと、
考える事ができます。
(極端に言えば、ですよ)
さらに、
ゴーリーがセーブして、一発で自陣リストレを越えるパスを出して、
相手側で5on4の状況を作れるなら、
約70m×50m=3500㎡
を4人でカバーしなければならないので、
DF側一人当たりのカバーするスペースは、
3500÷4≒900㎡/1人
つまり、これだけ考えてみれば、
ゴーリーが仮に40mの正確なパスを投げれるようになれば、
自分達のオールコートでの攻撃は、
相手にとってかなりの脅威になるはずです。
(このシーンは、去年の男子W杯での日本代表にも見られました)
なのに…
なのに、ですよ。
もし、20m以上のパスを正確に投げられないGであるならば、
相手はシュートをセーブされても、
ゴール前半径20mの半円
を守ればいいわけです。
つまり、
20m×20m×3(ゆとり世代の円周率)÷2=600㎡
を7人でライドする。
ライド7人の一人当たりのカバーするスペースは、
600÷7<100㎡/1人
となり、
最も守り易い状況が出来るわけです。
(これは、あまり極端な話には聞こえないですね)
この話を聞いた時、
もはや、セーブの練習ばかりするゴーリーがいるでしょうか?
練習の半分近くを、
・セーブの後のパスの練習
・クロスワークの練習
・クリース外でのプレーの練習
に割いてもいいのではないでしょうか?
パスのレンジが20m⇒40mになるだけで、
相手のカバーしなければいけないスペースは4~9倍になるんです
これは、リアルな話ですね。
攻撃起点の話でもう一つは、クリアの考え方。
『クリアが苦手』
『味方にパスしても、味方がつぶされる』
こういうゴーリーは少なくありません。
これは、
『パス出したい病』
『ボール放したい病』
などと言われています。
これらの病気に対する処方箋
は、
『相手を見る』
『自分のパスを知る』
『自分のパスに意図を持つ』
という事です。
クリアは、普通に考えれば、数的優位ですから。
パスの距離が伸びれば、空間的にも優位です。
難しい話ではありません。
詳しい内容については、今回撮ったビデオを見るか、出席者に話を聞いてください。
書くのが疲れてきました…
もちろん、パス能力あっての事ですがね。
最後は、09女子W杯
での、
日本代表
対USA代表
の試合の映像を使い、
『DFとしてのゴーリー映像』
『攻撃起点としてのゴーリー映像』
の衝撃的(?)映像を鑑賞。
日本にUSA代表Gのようなゴーリーが出てこない以上、
日本のラクロスは、もはや世界に置いて行かれる一方なのではないでしょうか?
今年の学生のラクロスの試合で、
仮に、ゴーリーがお出かけして無人のゴールへのシュートが増えたとしたら、
それは、日本のラクロスが進化する過程でのプレーとして、
喜ばしいことだと、思えるようになりたいですね。
すぐにでも、練習したくなったゴーリーが増えた事を願います。
講習会終了後は、誕生日
であったチチコの事をすっかり忘れてしまい、
ぼっさん、もりゆみ、チチコと4人で、
第三回講習会『トレーニング』について、熱い打ち合わせ
ほんじゃあの