こんにちは、受験パパ@NAGOYAです。


今回は、中学受験に関係していなさそうで、実は結構関係している「公立高校」について、少しお話ししたいと思います。

以前、何故、私たち家族が中学受験に挑戦したのか、については以前投稿しました。↓


上記の投稿でも触れられていますが、公立高校の合否は、どの都道府県も、筆記試験と内申点の関係で決定します。
その理由は、一発勝負の筆記試験の影響を減じ、日頃からの努力と研鑽の成果(+学校側の好印象)である「内申点」を加味することで、高校受験する生徒の能力を多角的に判断しようとの配慮だと理解しています。

一般的に公立高校を受験することは、名門高校や人気のある高校では受験倍率が高く「難関」になることはあるにしても、筆記試験自体は「難解」ではありません。
その結果、無理なく通学できる範囲(=自転車通学や1時間以内の電車通学)ごとに高校の「役割分担」が自然とでき、中学生はその「役割分担」に則り、しかるべき高校に進学・入学していきます。

愛知県では、この「無理なく通学できる範囲」が、当然ながら生活圏と一致することがほとんどなので、生活圏=地域の歴史や風土を色濃く反映している公立高校が多い印象です。
私立学校のような「建学の精神」や「校訓」を色濃く反映した強烈な校風ではないけれど、地域が育んできた「独特の校風」が色濃く残っているものと思います。

私が高校生の頃は、まだまだ子供の数が多く、新設される高校がありましたが、今では子供の数が減り、一学年に設定されるクラス数も減ると同時に、愛知県でも人口減となっている地域では高校の統廃合が進んでいますね。

とはいえ、愛知県の中小都市に存在する公立高校は今後も存続し続ける可能性が高いと思っています。

ですから、公立高校に進学するということは、その地域の「空気」も一緒に取り込みながら、成長していくことと同じかと思います。
 

「公立高校」というと、文部科学省(国)や都道府県の教育委員会の意向・医師が直接かつ強力に反映されそうな印象ですが、先人たちが培った「独特な個性」は保持してほしいなと考える次第です。