こんにちは、受験パパ@NAGOYAです。

今週末の土日、つまり1月13、14日から、大学受験がいよいよ本格的にスタートします。
そうです。来年度の大学入学を目指した「大学入学共通テスト」が実施されるということです。

大学入試共通テストは、その前身である共通一次テストや大学入試センター試験に比べると、単純な知識問題が減り、学校教育法第30条第2項が定めた学校教育において重視すべき三要素(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」)に関連する問題が増えています。
ですから、数学なのに問題文(というか文章)が妙に長かったり、生徒同士、もしくは教師と生徒の会話を基に問題が出題されたりしています。
また、前身である共通一次テストや大学入試センター試験は平均点を約6割程度となるように問題設定していたものが、大学入学共通テストでは約5割程度で問題設定されるなど、問題そのものも「難化」しているようです。
そのためか、問題用紙の分量も過去に比べると、随分と増えています。

私自身は、前々からこのブログで何度も主張しているように、大学に進学する学生は「全員」が大学入学共通テストを受験すべきだと考えています。
しかも、文系・理系で若干の違いはあるにせよ、国語・数学・地理歴史公民(いわゆる社会)・理科・英語の5教科全てを受験すべきだと考えています。

 


理由は、大学教育(いわゆる「高等教育」)を理解するためには、一定水準以上の学力が必要であり、科目間の「極端な偏り」はその理解を妨げると考えるからです。
例えば、現在では文系学部であってもデータ分析には統計や確率が必要ですし、そもそも理論経済学はほとんど数学です。さらに技術革新の早い現代では理科の知識や理解がないと、大学卒業レベルの人材としては物足りないものがあると考えています。


日本も「外形的な」基準を満たせば、大学を設置・運営できる(=設置認可が下りる)のではなく、「大卒」という名にふさわしい卒業生を生み出しているか否かという「製造者責任」を問われるべき時代かと思います。
(この点については、後日、私の考えを明らかにしたいと思います。)

いずれにしても、大学入学共通テストに挑む高校3年生及び高校卒業生は、全力が発揮できるように体調管理には十分に気つけて、試験に臨んでほしいと思います。

頑張れ! 大学受験生!!