こんにちは、受験パパ@ N A G 0 Y Aです。


今日は、5年生の「夏休み」の具体的な学習方針やスケジュール等についてお話ししたいと思います。


まず、5年生は入学試験を迎える学年ではないので、小学校最後の「長期家族旅行」を設定しておくことをお薦めします。
6年生になると、さすがに日帰り旅行でも行くことは難しく、仮に行くことができたとしても、 子供の気持ちが浮き足立ってしまうので、むしろ止めた方がよいと思います。
旅行日程は、塾の授業スケジュールを考慮する必要はあまりなく、休んだ分の授業は「宿題」と し、旅行後に猛烈な勢いで挽回していきましょう。

と、力強くお話しわわけですが、この記事を投稿した「令和3年5月中旬」は、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、愛知県では「緊急事態宣言」が発令されたので、もしかすると、夏休みはG.W.と同じように旅行どころではないかもしれませんね。早く収まってほしいものです。
 

と言いつつ、旅行先は、「世界(文化・自然)遺産」に関係するところがお薦めです。
地理や歴史の勉強は机上勉強だけでは、なかなか「実感」がわきにくいものですが、行ったことがある地名や施設が出てくると、途端に親近感が沸くものです。

ちなみに私たち家族も、5年生の夏休みは「世界遺産」に関する場所を訪れ、とても楽しい思い出を作ることができました。
 

話を、塾に戻しましよう。
日能研が長期休業時に行う「講習」は、基本的にその前までの「復習」となります。新しい単元は いくつかはありますが、講習以降に挽回することはできるかと思います。
これは、子供たちは一回聞いたことをきちんと覚えている、理解しているわけではなく、ほとん ど「忘れている」ので、それを思い出させる、もしくは最初は理解できなかったことでも、もう一度触れた時点で理解することを狙いとしています。

小学生の子供は、身体だけでなく、精神も学力も日々「成長中」です。その成長度合いも個人によってバラバラで、差の大きいので、ある事柄を理解できる時期も子供によってバラつきがある点に配慮した取り組みだと保護者会で説明がありました。
 

一方、5年生の夏期講習に「限定」して言えば、もし、ご家庭で一学期のテキスト内容を総復習すると決め、親御さんがきちんと家庭内でお子様の勉強を管理できるのであれば、お子様によっては夏期講習を受講しない選択肢も「あり」であり、そちらの方がニ学期以降の学力は向上する可能性がないわけではありません。
それくらい5年生の夏期講習は「復習」主体です。この辺りは「復習を重視する」日能研らしい取り 組みかもしれません。
とはいえ、ご家庭で子供の勉強を塾に替わって管理することは極めて難しいので、少なくとも両親が共働きのご家庭では「塾に子供を預ける」という形にならざるを得ないとも思います。
 

一方、「夏期講習」を受講する以上、授業そのものが「復習」であるとはいえ、「授業→復習」のサイクルは一学期と同様にしっかり守る必要があります。 
単元によっては「ニ回目」の授業となるので、一学期中にわからなかったことも、夏休み中に理解できる内容も多かったと思います。そのときは、お子さんの「努力」、「成長」を素直に褒めてほしいと 思います。 
「できた!」という小さな達成感、「褒めてもらった!」という小さな満足感を少しずつ積み上げていくことが、中学受験を乗り越える一つのコツのように思います。


次に夏期講習のスケジュールですが、「一週一休(1週間に1日休みがある)」ペースで授業があり、お盆休みも5日ほどありました。授業数は6年生ほどではありませんが、一学期中に設定された授業数の75%ほどが設定されていました。
授業の復習だけでなく、家庭学習用の課題も結構出されます。特に算数は、「四則演算」をひたすら解いていたように思います。
 
今思うと、この時期に四則演算、しかも少数や分数のある計算をしっかり正確に解くことができる実力を付けておくと、のちのち難しい文章題や図形問題を解答する時、計算ミスが圧倒的に少なくなるように思います。 
正直なところ、この頃の私はそこまで頭が回らず、私たちの子供が解いた計算問題の結果とその過程を「軽く」扱っていたように思います。

この時期に計算の手順や数字の書き方等を徹底的に観察し、効率的かつ正確な計算方法を訓練しておくべきだったと大変反省しています
 
また、当然のこととして土日も関係なく授業がありますので、土日だけは塾への送り迎えを私がやることとなりました。この土日に私が送り迎えをするというスタイルは、結局、受験本番まで変わることはありませんでした。 
 

あと、 絶対に忘れてはいけないことは、 「学校の宿題」 です。 

これが思った以上の分量が出されます。中学受験をするからと言って、小学校は容赦してくれません。
子供を小学校に通わせ、 義務教育を受けさせることは、 日本国憲法が定める 「国民の義務」 ですが、 塾に通う ことは全くの 「私事 (わたくしごと)」 なので、 文句は言わず、 素直かつ真面目に学校の宿題をやりましよう。
 

一方、学校の宿題は塾の家庭学習用の課題に比べれば、かなり「簡単」です。

ですから、夏休みに入ったら、 すぐに宿題に取り掛かり、 7 月中に 「絵日記」と 「図画工作」 等以外は終了させるとよいでしよう。 
あと、 国語、 算数、 社会、 理科の宿題の出来上がり を見ると、 「あれ?」 と思うような初歩的なミスを見つけることもありますから、 学校での学習の 「理解度」 も少し注意したらよいかと思います。