昨日は、感覚の中の「視覚」についてお話しさせて頂きました。
今日は、「聴覚」について、私なりの臨床応用をざっくりとお話しさせて頂きます。
繰り返しになりますが、対象者と向き合う際に、実際にその感覚がどのような作用をしているのか、そしてそれらをいかに臨床応用していくのかということについてお話しさせて頂きます。
聴覚:
「5感情報のうちの11%」
ヒトは視覚が遮断されると次に聴覚を優位に使って外部の情報を探索する。
「聴覚的定位」
周辺の環境を、無意識的、意識的に理解・判断し空間の把握を行っている。
「情動を作動させる」
聴いた音により、心地の良さや不快感、気持ちの高揚や哀愁など情動を無意識的に作動させる。この時過去の記憶とも統合される。
「聴覚的リズムに誘導される」
リズム音が聞こえると無意識的に身体的リズムが誘導される。情動と関連し筋緊張の調整も無意識下で行われている。
「運動前野による運動プログラム」
聴覚情報によって運動を無意識的にプログラミングする。この時、過去の記憶や自分の意思とも統合させてプログラミングを行っている。
現在聴覚は、言語理解としての機能が大きく感じられます、しかし実は無意識下において環境の把握や危険予測などの機能が大きいと考えられます。聴覚は、情動とも深い関わりがあり、リラックスや緊張など筋の状態も操作しています。
映画館においても音響はかなり重要な要素を占めており、音響の良し悪しで、その映画の臨場感なども演出できたり、音楽においても音の強弱やリズム、音質などによって感情表現も行っています。
また、スポーツなど戦いの場面においても気分の高揚のために音楽を利用することはよく見られることであります。
なので、昨日の視覚に引き続き、「聴覚」を臨床場面に意識的に用いることはとても重要なことであると思います。
例えば、ボディーイメージの低下している人に対して、聴覚的にボディーイメージを構築したり、聴覚的誘導によって筋緊張の操作や動作の方向などの誘導や、言葉かけによる、相手の情動への働きかけ、気分を高めたり落ち着かせてあげたり、リズミカルに誘導してあげたり幅広く応用できると思います。
対象者と向き合う際には、聴覚も有用な要素を占めますので、明日からあなたもいちいち気にしてみてはいかがでしょうか(#^^#)
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます(#^^#)
