先日、自然観察指導員の講習会を受講した。
虫や生き物が大好きな息子と毎週虫取りをしているうちに、何か自分にもできることないかなと思っていた中で、みつけたもの。
今までは息子に自然について教わってきた気がするけど、そこから何か自分もできることはないのかな、と思っていた。
講習会は2日間にわたり、2日目には自分でミニ自然観察会を企画、実際にしてみるというものだった。
自然観察会そのものについては、また別の機会で書きたいと思うが、講習の中で、普段気づいていないことがたくさんあるのだなということを改めて感じた。
息子と虫取りをするようになって、今まで全く気づかなかったたくさんの生き物が身の回りにいるとは思っていた。
今回は、生き物の中でも、植物についてもいろいろと知ることができた。
例えばこちらは、落ち葉の中で見つけたもの。こんな状態になって、土に帰っていく。
こちらはその辺りにある草。
ただし、大体3mほどあるこの石垣には、こういった草がいくつも生えているのだが、よくみるとそれぞれ種類が異なっている。なんと19種類もの草を見つけた人もいたらしい。すごい。
普段生活しているなかで目にしていても、気づこうとしないと気付けないさまざまな生き物たち。
観察することで、そんな生き物が数多くいることに気づいていく。
人にとって、自分にとって過ごしやすい環境って、なんなのか。
不快なものは、見えなくするのも、生きていくには必要なことかもしれない。
だけど、実際には数多くの生き物が生きている。
誰かにとって不快でも、生きている。
そんな生き物たちに気づくこと。
まずは気づくこと。気づくことで、何かが生まれる。
自然観察会を推進しているのも、そんな想いからという話だと感じた。
お友達と仲良くする、通常級のみんなと一緒にすごせるようになる。
それはそれで価値もあるのかもしれないけど、だけど、本当にいろんな生き物、人がいることに、みんな気づいているのだろうか。
見えないふりをして仲良くすることと、いろんなことに気づいてしまうこと。
気づいていることは、きっと、意味があることにつながる。
今大切なのは、そんな気づきを大切に育てること。
そう思った。