原自連(原発ゼロ・事前エネルギー推進連盟)メルマガ13号からの引用です。政治についての意識が日本とまるで異なっています。
2022年に全原発の運転停止に向かって進むドイツの状況<3> 高岡大伸(ドイツ公益社団さよなら原発デュッセルドルフ理事) 2022年に全原発の運転停止に向かって進むドイツの状況について、日本の皆さまには信じられないような、 でもドイツでは常識になっている事をお知らせして行きたいと思い ます。 今日は日本から来た人が参加して驚くドイツでのデモの話。 私も日本の国会前に行った時は檀上に立たせて頂き、 警察の皆さんも含めて同じスピーチをしています。 前号で「ドイツでデモに参加するのは普通の事なので」 と書きました。デモは市民の権利。 当たり前の事ですが参加する人も、見る人も、皆、 理解しています。 ドイツでデモすると気持ち良いですよ! 道路の端で邪魔にならないようにではなく、 道路の真ん中を行進します。 前後にはパトカーがついてデモをする市民を守ります。 交差点は信号無視で最優先。まるで重要政治家のパレードのよう。 デモを見る人にビラを配ると気軽に受け取ってくれます。「 見ているだけでなく、一緒に歩こう!」 と呼び掛けてデモをするので、デモは膨らんで行きます。 信じられないような話が沢山あります。 デモの計画ルートは警察と事前に相談しますが「 そのルートは人が少ないからこちらの方が良いよ。」「 日本領事館の前も通った方が良いよ」とアドバイス。 ベルリンでは、 背の高い警察官の方が信号機の支柱に一緒にプラカードを取り付け てくれました。デュイスブルクでは、 メガフォンが無い私達を見かねて、 警備していたパトカーに乗せてくれ、 パトカーのスピーカーを使ってスピーチをさせてくれました。 「えぇ~っ!?」ですよね。でも事実なんです。 上から言われてやっているのではなく、一人一人の警察官が、 市民の一人として市民の権利を大切にしている。 現場の裁量も大きいでしょう。第二次世界大戦の反省から、 そういう教育がされ、そういう人が育っている。(続く