「対象関節の上下2関節も評価しなさい」
とよく言われました。
隣接関節は互いに影響しあうからという認識で
これまでの11年間の臨床現場でも実践し、
学生指導でもそのようにやってきました。
しかし、その"影響しあう"をどのようにとらえるか…
難しい問題です。
膝のスポーツ疾患の治療を進めていく上で、
股関節と足関節の評価は必須です。
特に足部や足関節は力を地面に伝え、地面と身体を適応させる大切な部分です。
例えば…
足関節の背屈(爪先をすねに近づける方向の動き)の可動域が小さいと
膝関節に負担がかかる…特に膝蓋腱や膝蓋骨周囲に。
ジャンパー膝やオスグッド病はその代表的な疾患ですね。
そんな時にこんな↓ストレッチをしていませんか?

この方法が間違っているのではありません。
ただ、考えておかなければならないことがあります。
この方法は"足部が安定している足"に対して行えば、
足関節の背屈ストレッチになります。
でも足関節が硬い+足部が柔らかい足にこれをすると、
"足のアーチ潰し"になります。
他の関節にアプローチする際も同じで
「どこに今アプローチしているか」だけでなく、
「他の部分にどんな影響があるか」を考える必要があります。