疑問はすぐに解決すべし
クリスマスが終わって年が明けても、街にティンセルを置いているところがあるのだろうか?
で、私はショップのボスに事情を話して相談することにした。
すると彼はバスで10分ほどのところにあるパーティーショップに行ってはどうかと言う。
そうか、パーティーショップという手があったか

私は仕事が終わってすぐにバスに乗り、夕方5時にして漆黒のロンドンの街に出た。
あったあった、パーティーショップ。
ウインドーには怪しげなマスクとか、けばけばしいドレスとか…こんなことでもなければ絶対に入りそうにないところだ。
ドアにはかぎが掛かっていて、外から呼び鈴を鳴らすと個性的なファッションの店員さんが開けてくれた。
で、さっそく店内をチェック。
が、それに近いと言えば近いものはあるものの、必要とされているものが見当たらない

翌日カレッジの売店に行って何とか手に入らないか聞いてみた。
するといくつかあると言うではないか。
が、私のような学生が何人かいて数が足りないらしく、不公平になるから売れないと言う。
で、そこで私がつい、ティンセルってインターナショナルステューデントにはよくわからなかったからねー、みたいなことを言ったのがいけなかった。
それが担当の先生の耳に入り、翌日の授業始めに彼女は突然私の名前を呼んでこう言った。
「あなたはインターナショナルステューデントには分からなかったと言ったらしいけど、だから私は何カ月も前にちゃんとインフォメーションしたはずです!」
彼女は相当怒っていて、怒られた私もかなり驚いた。
まさか、そんなちょっとした一言が耳に入って激昂されるとは思っていなかった。
でも、彼女が正しい。
結局、その先生は怒りながらも、当日インターナショナルステューデントの分を(驚くなかれ、インターナショナルステューデントは全員持っていなかったのだ)用意してくれていた。
私は彼女に言った。
"Thank you for your kindness!"
それまでしつこくプリプリしていた彼女だが、突然顔がゆるんで小さい声で"OK"と言った。
それ以来、「分からないことは即刻解明し、誤解を招くようなことは絶対に言わない」ということを肝に銘じている私です

つづく
