レッスンは時間との戦い
カレッジのフローリストリーはその名の通り花を学ぶコースだが、実技だけでなくアカデミックな授業もあり、朝9時から夕方5時まで中身ぎっしりで大忙しだ。
授業が終わったらみんなぐったり、そそくさと教室を後にして家路へと向かう。
ぐったりする一番大きな原因はやはり実技だ。
限られた時間に先生のデモンストレーションと生徒の実技をやるのだが、作る作品自体が結構な大きさだったりするので、時間内に仕上げるのは本当に忙しくて大変なのだ。
おまけに授業の終わりには、床や机の上もきれいに掃除して片づけられていなければならない。
私はずっと、欧米人に比べて日本人は手先が器用で何でも早くこなせると信じて疑っていなかったのだが、カレッジで学んで考えを改めた。
確かに、我々日本人は緻密で正確に何事もこなすのに比べ、イギリス人はかなり適当な部分があるのは否定できないが、その分、我々は沈思黙考(?)の時間が長くて時間がかかるのだ。
イギリス人学生はとにかく手早い。
私には、ほとんど感覚だけでパパパッと作業をこなしているように見える。
そして意外なことに、そのパパパッと作ったものの出来が悪くない、と言うか、かなり良いのだ。
細かいところを見るとちょっとしたアラがあるかもしれないが、ぱっと見た分にはどうということはない。
そこで学んだ教訓。
「時間をかければよいものができるというわけではない。」
臨機応変に使い分けできるのが理想ですね

つづく
