きゅうりのサンドイッチとは何ぞや?
これは単に薄い食パンにきゅうりを挟んだという極めてシンプルなもの(らしい)。
ちなみに、イギリスで売られている食パンは日本のもののようにふわふわで分厚いものではなく、もっと薄っぺらくて噛み応えのあるものだ。
白いパンは少数派で、ほとんどのものは全粒粉で作られた茶色いもの。
最初は日本のパンが恋しかったが、しばらく住んでいるとあら不思議、噛み応えのあるペラペラの食パンが限りなく好きになった。
帰国してからは、逆にあのイギリスの味のある食パンが懐かしくて、日本の食パンはなんだか頼りない気が…
ご存知の方もいらっしゃると思うが、すでに亡くなった森瑤子さんという作家のご主人がイギリス人で、そのイギリスの実家へ行ったときに、ご主人のお兄さんが仕事に行くのに毎日毎日同じきゅうりのサンドイッチを持っていくのには驚いた、というようなことをエッセイで書いてらした記憶がある。
かと思いきや、私のカレッジのクラスメイトの一人は、「イギリスと言えばCucumber sandwichと言われるけれど、私は生まれてこのかたそんなもの見たことも食べたこともない」と断言していた。
この二つの例を考えてみるに、食べる人は食べるけど食べない人は食べない、と、こういうことになりましょうか。
きゅうりと言えば、イギリスのきゅうりは半端な大きさではない。
長さは日本の軽く2倍、太さは3倍。
次回はイギリスの野菜のお話。
つづく
