第七回青空書店・ポルの堂、下北沢駅横高架下で開店。

久々にいつもの場所で出した店。
なのに、おかしい。
客が寄りつかない。
ポルノ親衛隊・ザ・ポルナーズがいないからか…
格好が地味なのか…
前作、『わじ蟲』を新作といっしょに売ろうとしたからか…

わからん。

それに、とにかく、ムシムシ蒸し暑い。
気候かな、原因は…。
あ~、イラ、イラ。
いかんいかん、にこやかに、にこやかに。

「下北沢名物・青空書店でございます~、
ただいま、お買い上げの皆様に素敵なお葉書プレゼント~」

反応無し。皆さん、スル~スル~。
時間だけがどんどん過ぎてゆく。

水が飲みたい…。しかし、ペットボトルは、空。
店を離れるわけには、いかんし…。
あ~あ、まさにここは、東京砂漠。
サ、サ~スティ~…。

ツルルル、そんなとき、ザ・ポルナーズのひとりから電話。

「まだ路上販売やってます?」

きたっ~~~~~。地獄で仏~~~。

「今から来てくれる?ねねね!」

「6時ぐらいに遊びに行こうと思ってます!よろしく。」

ろ、6時…、あと、1時間と30分…。ガックリ。
帰りたい…。いや、せめて水、水が飲みたい…。

それから、1時間半が、ど~過ぎたかは、さだかでない。

われにかえったのは、
ザ・ポルナーズの二人、嘉穂劇場さんとカヲルさんが、目の前に現れたとき。

「元気ないね~ポルノさん」

…あ…来た…。

真っ先に頼んだのは、水。 ペットボトル2本。

ゴクゴクゴクゴクゴク。

生き返る!
で、気づく。今日、全く売れてない。
いかんいかんいかんいかん~~~~~!
なんとかせねば~!!!

「ね!ね!きみたち、サクラになってくれないか?
店の前で本を読んでるふりだけでいいから。」

従順なザ・ポルナーズのおふたりさん、サクラに変身。

でででで、やっと、やっと、やっと、客が寄って来始める。
しめた!売れる!

はい、つきました~、本日、最初のお客さま~~。

「4コマ・マンガ大好きなんですよ~、コレ、おもしろいですね~。」

カップルさんの彼氏さん~、お買い上げ~。

サイン、サラサラ、葉書をど~ぞ。

よし!この調子。

ここでまた、強力な助っ人現れる~~。
これまた、ザ・ポルナーズの、ミスター・チャック・ウィルソンさん!!

「よ~し、三人あわせて、サクラになってケロ~!」

効果絶倫、もとい、効果絶大!

来る来る来る、お客さん。

はい、2冊目、でました~~~~~。

「誕生日の友達に、この本、プレゼントしま~~~す」
だとさ~。
ありがとう、二人組の若者ク~ン!

結果、今日は、この2冊。
まだまだ、売れそうな予感は、あったのだが、
なにせ、今夜は、例のイベントが…。
がんばれ~日本!オランダをぶっとばせ!

まぁ、しかし、座れば、一人でも売れると
えらそ~~~に思ってたのだが、
今日は、実にいい勉強になった…。

ありがとう。嘉穂劇場さん、カヲルさん、チャックさん、
最高でした、みなさんのサクラっぷり。
ヘルプさんって、必要ですな~(反省)

井上ポルノ自費出版単行本《Oh,No!なんね~》完売への道のり-路上5
井上ポルノ自費出版単行本《Oh,No!なんね~》完売への道のり-路上7
明日の土曜日、青空書店・ポルの堂、久々の開店予定。
その候補地、ダウナー系の聖地・上野を調査。

が、あいにくの豪雨。
調査、途中で断念。

このまま、帰るのはなんだから、上野駅構内にある書店・明正堂に
営業をかける。

担当者、不在。

また来るとするか…。

よし、明日は慣れ親しんだ下北沢に店を出そう。

直感。

上野、今回は避けたほうが、よさそうだ。

雨、あがるかな。

井上ポルノ自費出版単行本《Oh,No!なんね~》完売への道のり-井上ポルノの絵8
東京大学赤門前での移動書店・ポルの堂をやり終えてから、
ある考えが、オレの頭から離れない…。

それは…、

なんで、あれほど、温かく東大の学生さんたちは、
オレを向かえ入れてくれたんだろうか?

たまたまだろうか…、いや、違う…。

もしかしたら、今回のオレの新作単行本、東大生に読ませるために
神様がオレに作らせたのではないか?

そう思うと、いてもたってもいられず、今日また、東京大学へ行く。

ただ、今回は移動書店なんて、
まどろっこしいコトは、するつもりなし!

めざすは、東京大学生協、書籍部。

はははは、待ってろ、生協、まとめて20冊ぐらい置かせてあげるからな~~~

って、威勢だけは、よかったのだが、
広い東大、迷う迷う。

しかも「見慣れぬ人がいたら、通報を」のポスターが
オレにドド~ンとプレッシャーをかける。

早く見つけねば…。

で、で、で、やっとこさ、みつかる。

よし!と顔をパンパン2回はたき、中へ。

気の弱そうな(たぶん、東大生な)店員を見つけ、早速売り込み。

「どこでもいいですから、置かせて下さい。
売れなきゃ、1ヶ月、いいえ、3週間で、引き取りにあがります!」

3週間で、引き取る、か。
究極の申し出。

フフフフ、決まったな。

「すみません、うちは、学術書中心に取り扱っておりますので…。」
と悩み悩んで店員さん。(本当に悩んでくれました。
彼女。)

「よ、読みようによっちゃ、学術書みたいなものですけど~」
冗談を交え粘ってみるも、悲しく微笑むだけな店員さん。

「なんなら、トイレで売ってもらっても、かまいませんよ。」

さすがに、さすがに、こうは、いえなかった…。

肩を落として、生協書籍部を出たところに東大生。

「ねぇ~、オレのコト撮ってくれない」と携帯を渡すと
いいですよとパチリ。

「オレ、マンガ家なんだ。今日売り込みに来たんだよ」っていうと

やさしく微笑み「がんばってください。」と東大生。

やさしい言葉はよして、泣いちゃうからと涙こらえ、東大を出る。

バカバカバカ、東大のバカ。
一橋大学に行ってやるからな~。ほえずらかくな~~~!

井上ポルノ自費出版単行本《Oh,No!なんね~》完売への道のり-井上ポルノ写真