東京大学赤門前での移動書店・ポルの堂をやり終えてから、
ある考えが、オレの頭から離れない…。

それは…、

なんで、あれほど、温かく東大の学生さんたちは、
オレを向かえ入れてくれたんだろうか?

たまたまだろうか…、いや、違う…。

もしかしたら、今回のオレの新作単行本、東大生に読ませるために
神様がオレに作らせたのではないか?

そう思うと、いてもたってもいられず、今日また、東京大学へ行く。

ただ、今回は移動書店なんて、
まどろっこしいコトは、するつもりなし!

めざすは、東京大学生協、書籍部。

はははは、待ってろ、生協、まとめて20冊ぐらい置かせてあげるからな~~~

って、威勢だけは、よかったのだが、
広い東大、迷う迷う。

しかも「見慣れぬ人がいたら、通報を」のポスターが
オレにドド~ンとプレッシャーをかける。

早く見つけねば…。

で、で、で、やっとこさ、みつかる。

よし!と顔をパンパン2回はたき、中へ。

気の弱そうな(たぶん、東大生な)店員を見つけ、早速売り込み。

「どこでもいいですから、置かせて下さい。
売れなきゃ、1ヶ月、いいえ、3週間で、引き取りにあがります!」

3週間で、引き取る、か。
究極の申し出。

フフフフ、決まったな。

「すみません、うちは、学術書中心に取り扱っておりますので…。」
と悩み悩んで店員さん。(本当に悩んでくれました。
彼女。)

「よ、読みようによっちゃ、学術書みたいなものですけど~」
冗談を交え粘ってみるも、悲しく微笑むだけな店員さん。

「なんなら、トイレで売ってもらっても、かまいませんよ。」

さすがに、さすがに、こうは、いえなかった…。

肩を落として、生協書籍部を出たところに東大生。

「ねぇ~、オレのコト撮ってくれない」と携帯を渡すと
いいですよとパチリ。

「オレ、マンガ家なんだ。今日売り込みに来たんだよ」っていうと

やさしく微笑み「がんばってください。」と東大生。

やさしい言葉はよして、泣いちゃうからと涙こらえ、東大を出る。

バカバカバカ、東大のバカ。
一橋大学に行ってやるからな~。ほえずらかくな~~~!

井上ポルノ自費出版単行本《Oh,No!なんね~》完売への道のり-井上ポルノ写真