こんばんは!潜水部62代の後藤です。
今回は潜水部合宿特別編ということで伊豆海洋公園通称「I.O.P.」で潜ってきました!
なぜ普段の坂田で潜らなかったのか…
長くなりますが話したいと思います。(飛ばさないで読んでくださいね…)
今回の合宿のテーマは「きちんとした潜水計画を立てる。減圧症への意識を高める。」です。
普段私たちが潜っている坂田の海は水深が5~6mしかありません。
そのため60分近く潜っても2時間水面休息時間を取れば、250分潜れるというわけわからん状態になります。
スキルを磨くにはもってこいの場所ですが、減圧症の事を考えろ、と言われても土台無理な話です。
外海(潜水部では坂田以外の海という意味で使ってます。)はガイドさんの指示通りのDT、水深を泳いでいるため減圧症は正直意識していません。
せいぜい「あまり深いところに行かない」ぐらいです。(ログブック見返したんだけど初外海のMAX水深27.4… (・3・)あるぇ~? OWって確か18m…)
これでは潜水部のモットーである、「安全潜水」への意識が薄れるということで深度のある外海で減圧症にかからないような潜水計画を立て、実際に計画通りにそしてセルフで潜ってみよう。
というのが今回の合宿が生まれた理由です。
さてさて、実際にI.O.P.での合宿はどんなものであったのか、少しだけですが紹介したいと思います。
※I.O.P.でのセルフの条件は
①OW以上の資格を持つ
②セルフダイビングの経験がある
③I.O.P.で潜ったことがある
なので1本目はOBさんにリーダーをとっていただきました。
~1日目~
初日はあいにくと雨が降っておりました。が、雨が降っているからと言ってダイビングができないということではありません。
EN/EXポイントにはかなりの波が押し寄せていましたが頑張って海の中へ…
雨が降ったり、波が強かったりしましたが海中は予想以上の透明度・透視度でした!
1本目が終わった後はスキン装備で海へ入り、海から見たEN/EXポイントの確認を行いました。
これは緊急浮上した時に帰り道がわからなくなったり、浮上すると危ないポイントを確認するためです。
地形確認が終わった後は冷えた体を温めるため温泉へ!

あふれ出る貫禄…
2本目から実際に二年生がリーダーを取っていきます。
まずは1本目のダイビング結果から2本目の計画を立てます。
ダイブテーブルを片手にメンバーの空気消費量や体調を確認しながらDT・MAX水深の設定を行いました。
午後は海がさらに荒れており、EN/EXでみんな悪戦苦闘しておりました…
(いってきま~すって言ってから10秒ぐらいでただいま~ってなったやつもいれば、岩とロープに挟まりSTAFFさんに救助される方も…)
もちろん、合宿のテーマ通り潜水計画をきちっと守ってダイビングしましたよ!
(18mより深いところにも行ってません!)
ダイビングが終わった後は本日の宿へ…

記念にパシャリ
~2日目~
午前の計画は前日の夜に立てていますが、午前に欲張ってDTを長くとりすぎると午後に潜れなくなります。気を付けましょう。
2日目の目標はざっくりいうと現役だけで潜る。迷っても地形を把握しているOBさんはいないということで少し緊張してダイビング
2日目は天気が回復して昨日の海が嘘のように穏やかに…
透視度・透明度もさらにアップ!


昨日行った場所をもう一度訪れる班や別の場所を探検しに行く班などそれぞれのダイビング計画を立てていきました。
1年生もただ遊ぶだけでなく、来年のためにしっかりと合宿の様子を観察しましたよ!
また、初めてカメラを持って色々と試行錯誤して潜ってきました。

一生懸命なんか撮ってます

イソギンチャクにくっついてました。ピントあってないですね…

2年生がとったものと比べるとやっぱり全然違う…
さてさて、以上が少しではありますが合宿の内容です。
セルフダイビングの魅力と潜水計画の重要性・減圧症への意識等、とても濃い内容の合宿でした。
最後になりますが、今回の合宿のお手伝いをしてくださったOBの皆様、I.O.P.のSTAFFの皆様。お世話になりました。ありがとうございました。

最後に記念撮影です。
次回の合宿は1月になりそうです。
これが今年の潜り納めかな?