2017年9月9日(日本時間9月10日)
WBC挑戦者決定戦
WBO世界S・フライ級タイトルマッチ
WBC世界S・フライ級タイトルマッチ
と、S・フライ級祭りがカリフォルニア州カーソンで開催されました。
挑戦者決定戦は、大接戦の末、ジャッジ三者114-113なのにダウンを奪われた方が”勝ち”という異常事態!!!
順当!?に、勝者は入れ替わりました。。。
採点は原則ラウンドマストなので、ダウン等が無ければ、12R=12ポイントを分け合うシステム。
6Rずつ取ればお互い120-6で114。
そこにダウンが加われば113。
114-113ならば、普通に考えればダウンを取った方が勝ちになる。。
WBO
我が日本のプロスペクト、井上尚弥のアメリカデビュー戦。
実力差があり過ぎて、ノンタイトルの調整試合のようになってしまった。
”モンスター”は十分披露されたが、試合そのものは消化不良気味でした。
やはり、実力差よりも勝利への執念の有無が試合内容を決定しますね。
かつてのvs河野戦などは、実績・戦力がある河野とはいえ、ピークは過ぎており、井上との差は明白でした。
しかし!!!河野の勝利への執念は世界トップクラスでした。
結果は今回と同じ6Rでしたが、見ごたえは雲泥の差です。
※日本人の海外での防衛戦でこれほどまでに圧倒したのは初めてでしょう。こんな事実が薄れてしまうほど、井上の前評判と当然の結果は、本来、特筆されるべきものでしょう。
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さて、メインのWBC世界S・フライ級タイトルマッチ
シーサケット・ソールンピサイ
VS
ローマン・ゴンサレス
前回の、際どい判定を受けての、ダイレクト・リマッチ!!!
(リベンジとは言いたくないです)
結果はご存じの通り。
サウスポーの、対オーソドックスにおける理想的な右フックが炸裂しました。
シーサケット。パンチの”乗せ方”が上手いですね。
頭から突っ込む傾向はありますが、前のめりになるわけでもなく、下半身をベースにして重心移動し、上手くパンチにパワーを乗せますね。
フィニッシュは右フックでしたが、それ同等に左ストレートを有効に機能させていました。
前述しましたが、前のめりではなく、重心移動をスムーズに行い、左の肘はギリギリまで絞った状態を維持し、最後にパンチを乗せる。。。
もともとサウスポーの左は、オーソドックスに対して垂直(両肩・胸を面と考えて)に近い角度で打たれます。
手が先に出ると、その軌道を描く最中に、スウェーなどでパンチをそらすことも可能になってきますが、シーサケットの左は、ギリギリまで出てこないので、相手は、未然に距離を取るか、ブロッキングするか、になってきます。
つまり、空振りは少なく、有効・無効にかかわらず、”当てる”率が高くなります。
そして、返しの右フック。
スローで改めて見ると、重心を引き気味に右フックを出しています。つまり、相打ちになった場合のダメージは・・・。
かたやカウンター、かたや・・・。
渡辺二郎さんに、なんとなく似ている気が・・・。
さて、ロマゴンです。
前日の計量シーン。絞りきれてないです。
今の筋肉量できっちり絞ったら、フライかライト・フライでしょう。
これは、年齢によるものなのか、階級選択の間違いなのか。
もともと、スピード感のある選手ではないですが、少なくとも今回は、スピードが足りていなかった、と思います。
適度な!?スピードで淀みなくコンビネーションを繰り出す、のがロマゴンのはずが、今回は、1テンポ、あるいは半テンポ遅れていたようにみえました。
シーサケットの左を、ガードの上からとはいえ被弾する。
自分のコンビは上手く機能しない。
そして、鬱憤を打開するために強引に攻めたら、”基本的な”右フックを食ってしまった。
時代は流れていきます。
新井田豊からの初載冠から9年。
・・・オーバーラップする場面。
辰吉vsウィラポン。
ウィラポンvs長谷川。
チャンピオンは、直接対決で継承されるのが理想ですね。
返上、決定戦は、出来る限り見たくないです。
カオサイと鬼塚が戦ってたら、どんな試合だったかなぁ。