前回、石和の川中島合戦で、準備が終わって小学校を出発する所までを書きました。
ここからいよいよお祭り本番です…が、残念ながら写真がほとんどありません謙信公の姿でデジカメ構えるわけにはいかないので仕方ないですが、文字ばかりのブログ、お許しください。
さて、上杉の全部隊が学校から出陣していきました。それを見送った後、謙信公も会場に移動です。
石和南小学校から、笛吹市役所前の河川敷まで1000mほどの道のりを歩いて行きます。と、思ったら馬が用意されていました。実は、お祭り中、騎馬武者が登場するシーンがあるのですが、乗るのはプロのスタントの人達なので、一般公募枠で参加している私は、乗れないんだと諦めていました。うれしい誤算です。謙信公姿で乗馬なんて滅多に無い機会です。
馬丁役の人も、私と似た色の衣装を着ています。実は、この人が後で一騎打ちのシーンを演じるスタントでした。髭をたくわえた、甲冑姿の似合うイケメンです。
学校を出て、表通りに出ても、上杉軍の姿が見えませんでした。時間が押していたのか、戦に早っているのか、先に出発した上杉軍に引き離されてしまったようです。馬は引馬なので、徒歩と同じ速度ですが、ちょっと速く走ってみたかったです。
上杉軍の代わりに、車道を挟んで反対側に、ずらっと武田軍が並んでいました。武田軍は、上杉軍の後から合戦会場に入るため、待機しているようです。敵の大軍の横を単騎で移動する御屋形様
しかし、武田軍の参加者はノリが良くて、こちらにエールや勝鬨を送ってくれます。中には「御屋形様」と呼んでくれる人も。いや、武田軍の御屋形様は信玄公ですからwこちらも馬上から答え、武田軍と親睦を深めながら河川敷手前に到着。ここで下馬して、徒歩で会場入りです。
忍者姿のスタッフさんに、急ぐようにと伝えられ、かといって走るわけにもいかず、大股で歩いて進みましたw なぜか、途中で観客の子供にフライドポテトを勧められ、口に頬張りながら急ぎ足の謙信公。喉が渇いていたので、このフライドポテトがなかなか飲み込めず、むせそうになりました。ちょうど観客席の前を歩く時だったので、表情には出さずに一生懸命飲み込んでました
観客席を通り抜けて、戦場である対岸へと仮設橋をわたる時、橋のたもとに待機した忍者から小声で「大きな音が出ます」と伝えられました。このあたりにはTVカメラもあって、会場の大きなスクリーンにアップで映されるので、なるべく大物ぶって歩いて渡り…かけた途中で、橋の両側から爆発音とともに水柱が!大きな音ってこれか(汗)と思いながらも動じないフリ。いっそリアクション芸人化して、川に落ちたりしたら面白…いや非難囂々だろうなあ。
橋を渡ってすぐのところにステージがあって、謙信公、信玄公と安養院さん、湖衣姫、信長公、家康公、秀吉公、直江兼継殿、前田慶次殿と一列に並んで床几に座します。
(株式会社SPC様より画像を頂きました)
既に上杉軍は川を渡って配置に着いています。武田軍は後から来て、対峙する形で布陣します。観客に状況を説明するナレーションが入り、信玄公、謙信公はそれぞれの陣の奥に設定された本陣に移動。合戦劇が始まります。
まず、敵に塩を送る、の故事に則った献塩の儀が行われます。続いて、米沢藩砲術隊による火縄銃。火縄銃は銃というより大砲のような発射音で、かなり大きな音が出ます。私は上杉軍の後ろに居るので、音にびっくりして、兵の背旗があちこちで揺れるのが判りました。馬が驚かないか心配でしたが、大丈夫だったようです。
(株式会社SPC様撮影)
さらに第四次川中島合戦のシナリオにそって、ナレーション、声優によってストーリーが進められます。武田軍の三献の義、上杉軍の武てい式と、それぞれ出陣の義が行われます。謙信公はここで一言、短めのセリフがあります。小学校でのリハーサル時に台本をぱっと見せられたので、その時頑張って覚えたのですが、なんと忍者がセリフのカードを持ってきてくれました!ちゃんと配慮されているんだなあ…と感心。
だいぶ長文になってしまったので、今回はここまで。
次回、合戦後半に続きます。