ツーリングは完全なる目標達成の毎日


に続いてさらにツーリングについて語らせてもらいます

これがツーリングにはまった、

そしてその後の俺の人生に影響を与えたところかもしれません




■ツーリングは個に戻ることができる■


ツーリング中は日の出と共に起きて日の入りとともに休むという毎日になる

起きている時間は一日中そとにいて一日中走り続ける



朝日で目が覚める


木漏れ日をすり抜けながら山の息吹を肌で味わう


太陽の暖かさを受けつつ眠気と戦う


急に冷たい風がきたと思ったら、太平洋に遭遇する


とにかく一日中自然を感じる


太陽 風 海 山 川


地球を文字通り肌で感じる


バイクに乗ると

嫌でも風をあびる


あのスピード感と爽快感のなかで

感覚がどんどん研ぎ澄まされていく


そして誰とも会話が出来ない状況

日常味わっている喧騒から遮断された

一種の隔離状態となる


ひたすら感じる

というより感じることしかできない

ひたすら自分との会話となる


ツーリングに出ると

どんどん「引き算」されていく


「人間は引き算によって個に戻っていく」


大好きな言葉です


普段大事だと思っているものは実はそうではなかったりする

日常という毎日

同じことの繰り返しの中で

いつしか複雑に考えたいたもの


それがどんどんシンプルになっていく

そして本当に大事なものだけが残る


本能的に組み込まれている欲求を刺激される

そして満たされていく


自分との会話を通して

自分の人生ですらシンプルなものが残されていく


自然を高感覚で感じながら

自らが自然に戻っていく


強い「生」への意識が芽生える

「生きている」ということへの単純な意識


ツーリングは引き算をしてくれる

普段は感じることのない

「生」への意識に気づかせてくれる


ツーリングによって「個」に戻ることができる



人生を変えた出来事がいくつもある


その中で上位にランクするのがバイクとの出会い


そしてツーリングの魅力だった



プロに言わせたらツーリング論を語るなんて10年早いだろうけど

自分が感じている自分なりのツーリング論を何回かにわけて思いっきり語らせてもらいます



■ツーリングとは完全なる目標達成の連続■


自分がしてきたツーリングは野宿が基本!

しかもテントとかは持ってなく寝袋オンリー


だから寝場所の確保はその日の大きな課題の1つ

1日に走る時間から予定走行距離を考えて大体の行き場所を決める

そしてそのあたりで寝れそうなところを探す

雨風がしのげてトイレがあると完璧!近くにコンビニがあればなお良し

さらに近くに温泉・銭湯があればいうことなし!


これらの条件をもとにその日の終点をピックアップ

(地図だけでは分からないので行って見た雰囲気も重要。だからもしものためにいくつかの場所を想定)


そしてその道程で「見たいもの」「味わいたいもの」「通りたい道」

などのコースを組んでいく


というよりこちらを先に考慮して終点を決めるのかな


だから前日もしくは当日の朝にコースを確認

ここから逆算思考が働く


夜までにココだから、この辺で夕飯くって、昼までにはココに行って、そうすると午前中の最初の休憩はこのあたりで・・・


という1日のイメージがある


もちろん道中の景色を楽しみつつではあるけど


心の中で


「11時にここか。いいペース」とか


「おっ1時間でこんなに進んだ!貯金ができたな」


とかペース配分を気にしている


自分の性格上予定より遅れるとものすごい疲れを感じてしまう


また予定より早すぎるとそれはそれで疲れてしまう


だからちょっと余裕があるくらいが気持ちいい


午前の目標を達成して

午後の目標を達成して

一日の目標を達成する


そして見たいものを見て目標達成

味わいたいものを味わって目標達成

撮りたい絵を撮って目標達成


一日が目標達成の連続でものすごく濃い

そして気持ちが良い


寝床を確保して目標達成

コンビニ見つけてビールを買って目標達成


こんな具合に毎回が目標達成になる

脳も体もすごく気持ちがいい


毎日毎日がイメージを具現化する連続なのである


ツーリングは完全なる目標達成の毎日


それだけが理由ではないが

毎日目標達成していくことで一日が濃縮還元される


「生きている」と感じることができる



人生は一つの作品である



日々の経験で研磨されていき完成を迎えると同時に死を迎える


もしくは死を迎えたときに完成する



作品には2つの側面がある


1つは「作られる」こと


もうひとつは「作る」こと



「作る」という工程は葛藤を生み苦しさを生む


しかし「作る」という過程にこそ人間を人間たらしめる複雑な芸術性が潜んでいる



刺激を得ると「作りたい自分像」が浮かぶ


いったん作りたい自分像が浮かぶとそこへ向かって動いていく


時にそれは鍾乳洞の形成のようにゆっくりと少しずつ進む



ジョージ・バーナード・ショーという劇作家がいる


数々の名言・金言を世に残している


この人の言葉に大きな刺激をうけた



「これこそ人生最大の喜びである


自らが偉大と認めるために働くことである


世界があなたを幸せにするために働いてくれないと常に文句を言い続ける興奮した

わがままな病気と不平の小さな塊ではなく

自然の一つの力になることである


私が思うには

私の人生はコミュニティー全体のものであり

命があらん限りそれに仕えることは私の特権である


私が死ぬときにことごとく使われ果てていたいのだ

熱心に働けば働くほど私は生きるからである


人生を人生のために喜ぶ


人生は私にとって短いろうそくではない


それは今の瞬間にかがげる松明であり

次の代にそれを渡すまででき得る限り赤々と燃やし続けたいのである」



こんな言葉のような作品を作りたいと思った


そのためにこの言葉を刷り込んだ


1年間


毎日


朝と夜


声に出して読み上げた


ゆっくりと


しかし確実に


染み込むように


生かされているという喜びと


生きた証を残したいという熱い想い


そしてまだ見ぬ後世への遺産




そんな作品をつくりあげていきたい