10/30(土)
中学3年の娘の学芸発表会(略して学発)。
東京は台風。雨脚の早まる中、夜勤明けそのまま向かう。
スローガン。
「遥か天高く、轟く歌声」
これはそれぞれの学級で一生懸命練習してきたことを精一杯発揮し
みんなの心を一つに合わせ、歌声を響かせようという意味が込められているらしい。
学発は舞台の部、展示の部から成りメインは、各学年クラス対抗の合唱。
2クラス合わせても70人程の生徒。一体どうなるのか少々心配気味の父であった。
と、言っても娘の成長を観るのが楽しみで、まだかまだかと襲い来る睡魔とバトル。
幾度か魂を吸い込まれそうになったが、なんとか持ちこたえいよいよ娘の姿が。
確かに少ない。男女合わせて40人いない。
私の子供の頃は、学年1クラス平均40人以上で6~7、250人以上はいた。
おかげで3年間見たことも、話したこともない同級生がいた。
私は「生徒会」やら「文化祭でのバンド演奏(固っ)」などで知名度だけはあったので
学年問わず呼びかけられること多かったけど、知らない仲間(?)が結構いた。
「こんにちは。ケロキチ君」
「おっ(誰だ?)おっこんちは!あれっ?名前なんやったっけ?」
「田中だよ。こんまえおうて話したやん。失礼やね」
「違うって!下の名前やん。知ってるよ田中は苗字やろ?名前なんやったか?」
そんな感じで難を逃れていた。
そんな話ではない。それより娘の合唱だ。
曲は課題曲の「大地讃頌」を各クラスが歌い、その後自由曲を披露後に審査。
私は合唱曲に詳しくないので自分の感想でしか物言えないのだが
男の子の声と、女の子の声のバランスが良く取れていて
気持ちの良い響きに時空を越え、深い眠りへと誘われそうになり
何度も太ももを抓ってしまった。娘を探す。大きくなった。
想い出が甦る。幼稚園の頃のXmasページェント。
「かわいい羊がねーむるとーきー…」
全身真っ白の姿で羊の角が付いた帽子を被り、メェメェと一生懸命演じていた姿。
表情豊かに他の誰よりも大きな口を開け、満面の笑顔で歌う姿。じーん。
おっ!幼稚園、小学校から一緒の娘の仲間たち。大きくなった。
英語のスピーチやってたA君、ピアノが上手くなってかっこよかったB君。
照れ隠しでふざけてばかりのC君、人一倍熱唱している。涙目で。
ちょっと色気が出てきたDちゃん。公園で遊んだFちゃん。
みんなみんな大きくなって、しっかりした顔つきになって我が子のようにうれしい。
本当の我が娘は、どこの誰よりも素敵に見えた。
結果的にクラスは負けたけど、勝った相手に涙ながらも拍手を送っていた姿を見て
まっすぐ育ってくれているな、私たち両親の教えを理解しているなと感じた。
自由曲で披露した曲。谷川 俊太郎の詩で私も知っていた「信じる」という曲。
笑うときには大口あけて おこるときには本気でおこる
自分にうそがつけない私 そんな私を私は信じる
信じることに理由はいらない
地雷をふんで足をなくした 子どもの写真を目をそらさずに
黙って涙を流したあなた そんなあなたを私は信じる
信じることでよみがえるいのち
葉末の露がきらめく朝に 何をみつける小鹿のひとみ
すべてのものが日々新しい そんな世界を私は信じる
信じることは生きるみなもと
正直さ、正義感、許してはいけないことは許さない心。
人を傷つけない。人の嫌がることをしない。
弱いものを守れ。弱いものを虐待する全てを許すな。
ピュアな人間が生き辛い世界にするな。
君たち若者の声が今日の合唱のようなパワーが
やがて「本当の平和」を創ると私は信じている。
君たちの「声の力」が。
次は「三送会?」卒業する時の集まりか?
なに?バンドやるって?娘よ、お前は参加しないのか?
えっー メンバーじゃないの?まだ遅くない。父が魂のギターを伝授する。
ふふふ。チャンス到来!娘とギターバトルの日も近し。