2014年を振り返ると競馬人生で味わったことのない経験ができた。
一口ではあるが、2013年に初めてサラブレッドを買った。念願の馬主になることができた。
そして、2014年3月7日にそのサラブレッドの名前が決定する。その名は「コートシャルマン」。残念ながら命名はできなかったが、今から思えば自分の考えた名前は考えすぎだったと思う。
その後、産地馬体検査を受ける予定だったが、突然予定を変更して4月7日に山本トレセンへと移動することになる。募集時に377kgだった体重がこのころには442kgまで増えた。
続けて4月25日にグリーンウッドトレーニングに移動し、5月24日に松永厩舎へ入厩する。
そして、来る7月6日についにコートシャルマンがデビューした。同時に馬主デビューとなった。
それまで、POGなどでもそこまで評価は高くなかったのだが、追い切りがよかったこともあり、競馬新聞などを見ると1番人気になりそうな印が付いている。最終オッズは1.4倍の1番人気となる。
初めての出資馬ということで家族で中京競馬場へ観戦に行ったが、友人家族や競馬好きの会社の先輩に声をかけると、気がつけば、我が家を含めて11人もの大所帯となっていた。正直、声をかけた段階で人気になることすら想像していなかった。レース前になると、勝つかどうかもわからない出資馬のデビュー戦にわざわざ中京競馬場まで来てもらったという事実が怖くなった。笑
そして、1.4倍という圧倒的な1番人気を背負っての出走。これまでの競馬人生で味わったことのない緊張感だった。
レース中も見ているようで見れないような状況の中、直線で外から一気に脚を伸ばすが、声も出ない。周りの友人が「差せぇぇ!!!」と声を出す。つられるように「差せっ!!」と声を出したところがゴール板。
普段なら少々の僅差でもわかるのだが、結果なんて全くわからない。
「どうやっっ???変わったか???」と友人に聞いた。「差したぞ!!」そう答えてくれた。
味わったことのない高揚感、歓喜の声をあげた。
後で聞いたのだが、友人も勝敗はわからなかったらしい。でも、おまえは持ってるからきっと勝ってるとおもってそう言ったそうだ
ただし、新馬戦での口取りの権利はなく残念ながら口取りは叶わなかったが、今となればよかったと思う。あの状態で行ってたらどうなってたかわからない。それに、かけつけてくれた皆と握手を交わし、祝福をもらえたことがとても幸せなじかんだった。
あんな幸せは150万勝った時にも味わえなかった。
その後、コートシャルマンはグリーンウッドに放牧に出される。もちろん会いに行った。生で見る愛馬。初めて入るグリーンウッド。すべてが新鮮で、次走への期待が高まった。
10月12日京都競馬場で500万下特別のりんどう賞に出走することになる。
新馬戦から約3カ月の休み明け、前有利の京都内回りなど、不利なデータがささやかれる中、またしても2.8倍の1番人気に支持される。
こんなことがあるのか?と信じられなかった。新馬戦では1.4倍ということで単勝は買わなかったが、今回は買った。
レースでは出遅れて、直線被されてやはりそんなに甘くないかと思った矢先に大外から一気に先頭をとらえ、後続を抑えて見事に1着でゴール板を通過。
こんなことがあっていいのかと思うほどの出来事だった。
このときはきちんと口取りをでき、同じ出資者の方々にも会うことができ、ウイナーズサークルに立つことができた。そして、運のいいことに福永騎手のとなりで記念撮影もできた。
その夜は、皆で盛大に祝賀会を開き、喜び、感動に浸ることができた。
しがないサラリーマンがなんとか買った出資馬がまさかの2連勝。なんといっても、これで2歳GⅠの阪神ジュベナイルフィルーズへの出走が可能となった。
まさかまさかのGⅠ出走!!夢かと思うほどの出来事だ。友人たちはまさにリアルダビスタと持ち上げる。
一ファンである自分の力なんて一切役に立たない競馬の世界で2連勝するなんて夢のようで、こんなことがほんとにあるのかと何度も何度も自分に問いかけた。すべてが馬次第だし、その関係者の力があってこそのことで、我々出資者なんてその結果を待つことしかできない。
それで、デビュー2連勝という素晴らしい結果を出してくれたコートシャルマンとその関係者に感謝は尽きない。
それだけに、コートシャルマンが勝ってくれることで他では味わうことのできない幸せを感じることができた。
そして、12月14日阪神競馬場で馬主人生で重賞初挑戦がGⅠという経験をさせてくれた。
3番人気での出走となったが、直前の調教や気配から十分勝負になると思ったし、なんなら勝てると思ってた。もちろん。口取りが取れた段階で、口取りができると思い込んでいた。完全に舞い上がっていた。
レースでは、好スタートを切り好位につけることができ、個人的には理想的なポジションだと思ってた。ところが、4コーナー手前で手応えがあやしくなり、直線では全く見せ場なしの10着でのゴール板通過をいう結果だった。
しばらく、声も出ないままその場に立ち尽くしていた。
想像以上の大敗、見せ場のない直線。そんなはずはないと何度も何度も繰り返されるレースリプレイを見続けていた。
正直、現時点では力が足りなかったのだろう。今になってやっとそう思えるが、やはりまだ悔しい。笑
GⅠオーナーとしての年越しは叶わなかったが、初出資で新馬勝ち、2連勝を味わい、GⅠ出走という経験をさせてもらっただけでも十分すぎるくらいの幸せだ。
そして、年明け早々にもう一度走る姿が見れるということが2015年に向けて希望を持っていられる。
大敗という絶望で迎えることになると思われた2015年を希望を持って迎えることができて本当によかった。
これまで味わったことのない数々の素晴らしい経験をさせてもらった2014年。今まで知らなかった世界を見せてくれたコートシャルマン。
泣いても笑っても2015年はやってくる。また、くやしい思いをするだろう。でも、それ以上に勝ってくれたら他では味わうことのできない幸せな時間を過ごすことができる。それを一度でも多く経験できることを願いつつ、2014年を締めくくるとしよう。
2014年は無事に初出資馬がデビューし、2度も勝利してくれて世代の頂点を争うことができた。最後は負けたが、怪我することもなく元気に走ってくれた。コートシャルマンとその関係者の方々に本当に感謝する。
そして、2015年も怪我することなく元気にコンスタントに走る姿を見れることを願うばかりだ。そして、できることならウイナーズサークルでコートシャルマンや関係者、同じ出資者の仲間とたくさん会えることを心から願って年の瀬を迎えよう。
また、こんな主観たっぷりの個人の記録的なブログを見ていただいている皆様にも感謝しつつ、よい年をお迎え出来ますよう願ってます。
2015年がコートシャルマンにとって、馬主として大きな飛躍の年になりますように!!
Good Luck 2015!!!
