好きな物を好きなだけという
普段の何気無い贅沢を手放してみると
それ自体を特別な出来事に出来る
最近自宅でコーヒーを飲むのを止めた
物価高に負けたのもあるけれど
飲みたくも無いのに勿体ないからと
2杯目を無理矢理に
飲んでも楽しめないし
寒い季節となり蕎麦やうどん
今年はラーメンにもハマり
その食後のコーヒーを無理矢理2杯も飲むと
もうお腹の中がたぷたぷになってしまう
飲まなきゃ良いのよ
でも物価高で値段が上がったからと
元を取らなねばならないという
執念が怨念めいて
自らを苦しめるならと解脱を決意
仕事中の食事は
もっぱらマックだけれど
自宅でコーヒーを飲み過ぎても
それまでは何も感じなかった
マックコーヒーが
自宅飲みを止めてみると
信じられないくらいに美味しく感じて
今ちょっとした楽しみになっている
休み明けのマックコーヒーの
あの旨さと言ったら格別だ
しかもクーポンを使うと130円って
もう神がったお値段なのに
さらにさらに溜まったポイントで
支払うと無料で飲めるって天国かよ
いつの間にか死んで
天国に来てしまったのかと思う始末
でも自分が死んでも
天国に行けるとは思えないから
やっぱりこれは現実なんだと思い知り
物価とポイント付与の間で
揺れ動く物価との三角関係に身悶えている
おそらく今の時代は
幸福過ぎて不幸な出来事が起きても
超幸福から幸福に転落するだけで
なかなか不幸を味わえず
若い世代には
むしろその不幸体験自体が
アミューズメントになるかもしれない
実際に自分の若い頃も
同じように幸福を捨てて
貧乏生活に憧れていたくらい
あの貧乏生活が
今も続いているのに
何故かどんどん快適になっているのは
社会が変化したお陰で
自分はあの頃と何も変わっていない
感覚が変わらないからこそ
社会の変化を強烈に感じられて
幸福感を味わえている
マックのコーヒーを飲みながら
妙に親近感を抱くから
余計に美味しく感じるのかもしれない