頑張っているかどうかなんて
案外と自分でも分からない
限界がどこなのかだって
自ら分かろうとしなければ
見つけられもしない
こんなもんで良いでしょと
学生生活を過ごせてしまうと
自分のポテンシャルも知らずに
安穏と暮らしてしまうかもしれない
何不自由も無く
本人に不都合が無ければ
案外とそんな人生を
送る人は多いかもしれない
誰もが野望を抱く訳でも無く
恵まれた環境に適応して
それなりに現実の浮き沈みの波を
上手く乗りこなしている人に
限界突破を目指した
サバイバーになれと言っても
おそらく嫌がるに違い無い
とにかく上を目指す事に
執着している人からすると
ぬるま湯に浸かりながら
生きて死んで行くだけの人生に
吐き気を催すかもしれない
有能無能に関わらず
マウントを奪いに行く人は多い
テレビの出演者やYouTuberなどは
その最たる例かもしれず
経営者や責任を負いたがる人からすると
放棄したり持ちたがらない者が
怠惰に思えても何もおかしくは無い
就職氷河期なんて言われた頃なら
自ら椅子取りゲームの舞台へ上がり
常に奪い合うのが当たり前
まるで獣の縄張り争いのように
ひと息つくことも無く
ひたすらに戦い続けていた
有能なら実力で
無能でも意思があれば
執着の強い者が
その椅子に獅噛み付く
その舞台にさえ
上がろうとしない者を
舞台の上から蔑みながら
似た者同士で手を取り合い
観客席の惰民を使って
有能者のフリに勤しむのも
案外と骨の折れる努力だったりして
だからこそ余計に
貧乏を受け容れる者を嫌うのだろうか
成熟した社会では
必要最低限の収入があれば
暮らしに困る事は無い
家族を引き継ぎ
子を育て次世代へと繋ぐという
ある意味の普通の暮らしを
求めない者からすると
舞台など上がらずとも
不便無く暮らせてしまい
しかもそんな先輩が
氷河期世代の上には沢山いて
社会問題化した結果
その直後世代からすると
自然に孤立しやすい社会となり
大変に有り難い現実を謳歌している
誰もが孤立を求めれば
社会は立ち行かなくなる
けれども社会性のある人とは
会話を求め共感無しには
生きられないのだから
自然とコミュニティに属し
その外側にいる者から
襲われないようにと
最低限の必需品を提供してくれるのだから
孤立出来る側からすると
益々努力などしなくとも生きやすくなり
その結果として社会保障費が増え続けている
舞台の上で
頑張り通している人々が
社会の安定の為にと
努力をしない者の生活を支えながら
自らの生活をすり減らしている
見捨ててしまえば
そんな負担に苦しむ事も無いのに
何故か助けてくれる
もちろん国家とは義務を果たす者の
生存権を保証してくれるのだから
こちらとしても譲るつもりは無いけれど
他国を見ると
社会的対立で内戦になったりと
そんなニュースを見るから
余計に助けずにはいられなくなるのか
しかし舞台の下の暮らしとは
本当に努力は必要ないのか
より上を目指す努力と
どこまで降りられるのかと
下を目指す努力に違いはあるのか
昨今の戦争などは長期戦になり
継戦能力が求められる
敵国と比べて
物価が低くければ
同じ装備品をより安く
同じ数を作れるのだから
経費を抑えながら
快適に暮らす知恵にも
使い道はありそうにも見える
要するに欲望を
コントロールする努力は
どちらでも必要で
欲求の無い人は存在しない
綺羅びやかなステージで
フリフリ歌い踊るアイドルだって
うんこはするはずだから
当然に食欲だって
無意識に満たしているはず
入れた分だけ
出さなければならないのは自明の理
何かをしたい
もしくはしたくない
あれが欲しいまぁ無くても良いかと
どこかで境界線を引いて
取捨選択の基準にしている
その無意識の
取捨選択は誰でもしているはずで
その決断を努力だとすると
努力をしていない人は存在しない
個々人の努力基準を
他者へと押し付けても
よく分からないから
似た者同士で組織を作り
境界線を顕在化させている
そんな社会を見ていると
動物が動こうともしない植物へ
努力が足りないと
怒っているような気がして
なんて不毛な感情なのかと思う