有るとか無いとかという

考え方を捨てると存在自体が透明になる



時の流れは戻らない

川の流れも戻りやしないが

時々逆流する事もあるけれど

人生とはどちらだろうか



たとえば歳を重ねる事は

必ずしも前進しているとは言えない

重ねた数だけ能力は増えず

個人的には川面の月のように

流れの上に変わらず映るだけで

幼いあの日と変わりやしない



自問自答のキャッチボールなら

水臭いことは言いっこ無しだからと

そのまま流してしまうけれど

気持ちはもちろん

新しく何かを取り入れない限り

内面などは新月と満月を繰り返すだけ



真っ暗な新月の夜などは

川のせせらぎが聞こえるだけで

大リーグボールのように

自分が消えてしまう感覚に陥り

その存在すら疑う始末