ウクライナ紛争を

終わらせたいのは誰かと言えば

本来はウクライナ側のはず

NATOへの加盟には和平成立が

絶対条件なのだから

出来るだけ早く実現したいだろうに

何故か最近の攻撃目標は

もっぱらモスクワ近郊なのは

なぜだろうか



紛争ニュースでの立ち位置を

ガザやイランへと奪われ

話題作りに躍起になっているようにも見え

自国でのドローン開発やミサイル開発が

活発になり過ぎて標的を増やす事が

目的なっているのだろうか



EU諸国のロシアに対する嫌悪感とは

侵略行為を非難する気持ちの現われであり

ウクライナへの支援とは

結果としてロシア軍の弱体化の

恩恵を求めている側面もあるだろう



しかし紛争が長期化し

敵対心を持ってはいても

ロシア側が抑制的に戦闘地域を

コントロールしている事は

素人にも報道から見て取れる



個人的な思い込み

そう言われるとそうだけれど

ハマスに対するイスラエル軍や

イランに対する米国軍の

空爆を目の当たりにすると

陸上戦闘を主戦場とする

ドンバス地域での戦いでは

両軍人が多大な犠牲を払いながら

愛国の信念を貫き合っている



毎日何かしらの 

戦地情報がメディアを通して伝えられ

その情報自体が世論操作の

道具となっている事を

自覚し始めてからは

無意識に感性を止めながら立ち止まり

そのニュースの意味を考える癖がついた



情報とは武器だ

たとえ第一報が間違いだったとしても

その時に抱いた思いは消えない

逮捕報道で騒がれた誰かが

送検後に不起訴になる頃には

スルッと流されるように

事実は大袈裟には伝えられない



情報とは正確性よりも話題性

口コミで思い込みを広める事に価値が付き

その思い込みを消す事はとても難しく

未だにロシアへの嫌悪を煽り続けている

西側諸国のメディアの影でチラホラと

国会議員や官僚達がロシア政府との

関係正常化を模索し始めている



それは日本に限らず

EU諸国でも起き始めている



ここ数年の間に

世界中がウクライナ国家内での

汚職を目の当たりにし

共に戦えるだけの信用があるのか

懐疑的な見方も広がり



逆に軍隊としては優秀であり

あの大国ロシアと互角に渡り合う姿を

連日応援報道を繰り返す内に

もしもこの国がNATO加盟を果たすと

どうなるのだろうと不安が

生まれ始めているのでは無いか



米国のNATO脱退すら

公に囁かれる昨今

強力な米軍が抜けて

実戦経験が豊富なウクライナ軍が

新たに加盟するとなると

NATO内のパワーバランスが崩れ

最悪の場合集団防衛機構の

そのものの崩壊に

繋がる可能性も生まれる



今現在のウクライナ軍は

西側諸国の支援縮小をどう捉えているだろうか

もしも不満が合ったとすると

後々の火種にも成りかねないのではないか

大戦後に大きな戦闘をしていない

NATO諸国軍の指揮下に

ウクライナ軍は収まれるのだろうか



この数年の戦いで

ロシアとウクライナ両軍隊は

戦闘経験を豊富に蓄え

おそらく今後の国家防衛に

活かすに違いないが



たとえばイランに対する

奇襲先制攻撃を実施したにも関わらず

国家転覆も核開発停止も確認出来ず

ホルムズ海峡を人質に取られ

外交交渉の場に引きずり降ろされてしまった

米国軍を両国から見たらどうだろうか



明らかな負けは

米国側ではないか



自由主義で纏まりに欠け

高物価で膨大な戦費を要する国家と

専制主義で宗教で纏まり

低物価で格安な戦費で長期戦を

得意とする国家の争いでは

事実上核使用の出来ない大国は

地上戦を避けざるを得なくなった



結果として

自由主義や資本主義が

戦争においては不利に作用する事を

目の当たりにした世界中の

政府が専制的に

傾きつつあるようにも思え

軍隊という組織とはその最前線



各国の軍部が

政治に与える影響は

世界中で高まる可能性は高く

加えてドローンやサイバーなど

新たな軍需産業の台頭と共に

各国の政財界とのリバランスも

同時多発するに違い無く



各国政府は内政と外交の両面で

難しい課題に取り組まなけばならない

そんな状況の中でNATO再編などが

起きるとどうなるだろうか



仮に米国が離脱するなら

軍事費の軽減に繋がり国益に叶う

残されたNATOはどうか

軍事力と軍事費の再編には

おそらく各国のお財布事情が

複雑に絡み合い

しかも米国やロシアなどは

エネルギー供給力を駆使しては

揺さぶりをかけるに違いない



中堅国と小国の集団防衛機構の

主導権は誰が持つのだろうか

何かをきっかけに

足並みが乱れるとNATO設立の理念さえ

失いかねないのではないか



内部崩壊とは行かなくとも

足並みの揃わぬ組織に 

ウクライナという実戦経験豊富な

強力な軍隊が加わるとなると

一悶着起きそうではないだろうか



EUとNATOの枠組みが

ほぼ一致するようになると

エネルギーの輸入先は

ロシア一択になるのではないか



素人が考えてもロシア側がその状況を

外交に使わない選択肢は無い事は分かるのだから

EUやNATO諸国がロシアを

加盟国に誘ってもそう驚く事でも無いが

その時にウクライナはどう対応するだろうか



もしもNATO加盟が

ウクライナよりも

ロシアを優先されたら

どうなるだろうか



NATO諸国からすると

ウクライナよりもロシアを 

NATOへ引き入れた方が

遥かに大きなメリットがあり

ロシア側にもしても

米国や中国やインドという

大国に対抗するには

うってつけの選択だろう



ドンバスでの紛争の長期化を

味方につけて未来に繋げるのは

ロシアなのかウクライナなのかと

改めて考えてみると

ウクライナには分が悪いように思う



ウクライナにとっては

ごの紛争に終止符を打った途端に

EU各国への返済も始まり

紛争地での復興特需も得られない

その可能性が高いのだから

なかなか戦いを止められないだろう



EUにしてみると

紛争が続く限りは

ウクライナのNATO加盟は無く

ソフトランディングで

ロシアからのエネルギー輸入の再開や

経済制裁の緩和をしたいのが

本音ではないだろうか



その透けて見える

EUの本音を利用しながら

長期戦で軍を鍛え

かつ国内産業の底上げを続け

国威発揚を内外に植付け

超大国への返り咲きを目指して

この数年を費やしていたとすると

十年後には現在とはまったく違う

世界観が広がるかもしれない