干ばつが起これば
草木が枯れるように
おそらく心も潤いを欠けば
同じようになってしまう
乳歯がなかなか抜けず
うざったいと思いながらも
痛みに負けて
力任せに引き抜けない
そんな葛藤を抱えながら
後から永久歯が生えて来ると
本来あるべき場所へ
飛び出す事が出来ずに
歯並びが歪になってしまい
矯正をしなければならなくなる
精神的な成長と
物理的な法則にそれ程の違いはない
目に見える自然現象と
自分自身の心の内側にも
それ程の違いは無い
もし仮に人の心が
そういったものであるのなら
周りの環境に溶け込み
擬態する生物達のように
その環境に身を置くだけで無意識に
そこに馴染み溶け込む努力を
してしまうのではないか
理想と現実の違いとは
そういった事なのかもしれない
憧れの誰かに近づく為の努力よりも
自分の過ごしている環境へ向けた努力を
無意識にしてしまうから
自己嫌悪に陥ってしまうのかもしれない
自分がその環境の一部である限り
目指したい未来には繋がらないけれど
逆に考えてみると
目指している目的に沿った
環境へ行くだけで
無意識にまっすぐ進めるかもしれない
自分の身の置き場所を
一度だけ変えてみるだけで
その答えは手に出来る
心の砂漠に涙が降るだけでは
おそらく何も変わらないけれど
そこに込められた悔しさに
適度な裏切りと許しを与えると
雲の隙間から光が差し込むように
突如して天国への階段が
目の前に現れるかもしれない