女子高生という存在は

大人と子供という中間の

いちごを載せた

ショートケーキのように

甘酸っぱくて

それでいてしつこくない



カフェの向かいの席に

二人連れの女子高生が座っており

楽しそうにお喋りしている



こちらから見ると

一人が背中を向けて座り

その向かい側に

もう一人が座っている



文章を書いていると

不意に視線を遠くへ移しながら

考える事を繰り返すのが癖で

何度がこちら側を向いて座っている

女子高生と目が合って気まずくなり

そちらを見ないようにと

気にはしても他の事を考え始めると

また同じように見てしまう



何度か繰り返す内に

その二人がこちらを見ながら

コソコソ話し始めた

正確にはその様にように見えた



自意識過剰かもしれない

しかしそれから二人は立ち上がり

その場で背中を向けた子が

スカートのウエストを巻き上げ始め

あの短い制服のスカートは

こうして作られるのかと

感心しながらガン見してしまい



やばいやばい

変態じゃないんだからと目を逸らす



しかし目の前で何度も

ウエストを巻き上げては戻し

戻してはまた巻き上げるを

何度も繰り返されると

嫌でも気になってしまい

結局チラチラ見てしまうという

一番やってはいけない状態に陥り



もういい加減にしてくれないかと

心の中で文句を言う始末



もうその頃には

こちら側を向いている子が

こちらの視線に気づいて

見られてるよと言っているのに

良いのよと言わぬばかりに

また繰り返している



短いスカートというは

その下にジャージとかを

履いているのかと思いきや

普通にいちご柄のパンツなものだから

これは見えている事に

気づいていないのでは?と

こちらが困惑していると



ようやく納得の行く長さに

調整が出来たようで

楽しげにどこかへ行ってしまった




子供の感覚のままなのか

パパ活相手を探していたのか分からないが

そう言えばあんな羞恥心の薄い人が

昔居たなと思い出して

そう言えばあの人も

いちご柄のパンツを履いていた



十代のいちごパンツは

どこか甘酸っぱく 

それでいてしつこくは無かったけれど

三十歳手前のいちごパンツは

甘ったるくて

ちょっとしつこかった事を思い出し

あの二人の女子高生達には

そうならない事を願うばかり