纏りきると
弾けるしかない
それが人類
他種族との生存競争から解脱し
闘争心の向かう先を同族に変えて
人種や宗教
国やイデオロギーなど
あらゆる境界線を作り出し
戦いを求め続けている
アスリートなどは
競争無くして成長なしと
声高に主張するが
社会や人類の成長に
競争原理を取り入れた結果が
毎日のニュースで知らされ
妬み嫉み恨みが連なり
誰もが勝ち組には入れない現実に苦しむ
負けた側の誰もが爽やかに
対戦相手の勝利を称えられるのなら
おそらくこんな世界には
なっていないのだから
何かを変えなければならない
たとえば国連加盟国すべてが
軍事同盟を結ぶとどうなるだろうか
それはつまり
プロスポーツゲームなら
すべてがプラクティスゲームとなり
勝ち負けは存在しても
優勝TEAMは消え失せる
スポーツに限らず
鍛え抜かれた美技やエクセレントな発想
そのものにときめき魅了させなければ
おそらく商業的な成功は無い
だからこそプロスポーツチームは
ホームタウンを作り
郷土愛を利用して
商業的な基盤の強度を上げる
その何かには興味が無くとも
たとえば同国人が
ノーベル賞を受賞するなどすると
まったく関係の無い有象無象も
大騒ぎするのはどこの国でも同じ
その関心対象が
軍事や経済などに向くと
国益という
政治的な意味合いが濃くなる
スポーツだろうと
テクノロジーだろうと
文化だろうと
戦う為の道具になり
使うと必ず勝ちたくなり
その価値を手にする為にと
命すら投げ出す者もいる
命懸けという言葉の輝きは
老若男女問わずすべからず平等に
誰の胸にも射し込んで
家族の為
仲間の為
愛する者すべての為に
命を捧げる行為を誰もが尊び
価値観に合わせて
行為の内容は変わっても
おそらく否定はしない
大切なものを守る為に
命を捧げ無い者は信用を失い
やる気を全面に表現する者は尊敬を集め
後の世の憧れに変わる
国も民族も街も血縁も
自身が尊ぶものに命を捧げた者を称え
そこを目指す者や
そうなりそうな者を
我先にと焚き付けては
お溢れに預かろうと藻掻く
それぞれの価値観
実力や能力や諦めや執着によって
勝ちの基準を作り出し
自己満足の為の戦いが続く
争いを求める本能がある限り
発展を遂げて行けるのかだろうか
多くの人類は
命懸けの争いになど参加はしない
ただ遠くから見ていると
血が騒ぐのか
ジャーナリストなどは常に観察し
虚実を織り交ぜながら面白可笑しく伝え
どこかも知らない場所で
殺し合いをしているニュースに
大衆は燃え上がり
そこに商機を見出した者達の
新たな争いの場所となる
結局のところ
収縮と拡張の運動を繰り返す様は
人類の鼓動のように思え来る