成長スピードに違いがあるように
時間感覚も人それぞれ違いがあり
気持ちや気分の違いでも変わるから
また厄介なもので
無能からすると
通常のスピードではついて行けない
だからと言って努力を止めれば
遅いどころか止まってしまうのだから
亀のようにゆっくりでも
兎のようにサボりながらでも
前進する努力は続けたほうが良い
幼い頃から
若いと言われる内は
努力とは
何かを得る為だけれど
老い衰える頃になると
上り坂から下り坂へと変わり
勾配がキツくなると
おむすびのように転がり落ちてしまい
文字通りすってんころりと
転んで怪我をしては
本当に動けなくなってしまうのだから
努力とは失わない為になる
止められなくても
少しでも遅らせられるようにと
ゆっくりと衰えて行けるようにする為に
努力は必須になってしまうのが
人生というものらしい
おそらくこの体験から
多くの賢人達は幼い子らに
努力習慣を持つ有用性について
繰り返し説いたに違いない
ジェットコースターの始まりは
ゆっくりと急勾配を登り
まだかまだかと待ちくたびれるけれど
一度勢いがつくと留まる事は出来ず
宙返りのてっぺんで
一度や二度止まりかけても
結局は動き出し
行き着く先までは止まらない
じっくりと育てられる
幼少期から青年期という
青い時代に努力の楽しさを
どれくらい味えるのかによって
後半の人生が決まってしまう
努力とは何か
たとえばそれは魔法
呼吸をサボらない
瞬きを省かないように
夢を描く事を諦めない事
夢中になっている最中に
苦しさなどは感じない
出来ない事を
克服する事だけが努力ではない
未踏の領域に踏み出すだけで良い
あぁしたいこうしたい
あぁなりたいこうなりたい
あぁなったら良いな
こうなったら良いなを忘れない
たとえ忘れてしまっても
心のどこかに作用して
いつでもどこでも何度でも
たとえ今この瞬間
死にかけていたとしても
呼吸を止めないように
瞬きをサボれないように
そちらへ向かうように
努力を続けてしまうのが
人の性というもの
忘れたままでも
自律神経のような気持ちが
抱いた夢を追いかけている
筋力トレーニングをする時に
今どこの筋肉が作用しているのかを
意識しながら刺激を与える人と
漫然と負荷をかけ続ける人と
どちらの方がその効果を得られるのか
答えは後者らしい
幼い頃の
夢や希望や願いは呪いだ
忘れてしまい
目的地が変わってしまっても
心のどこかでそちらへ向かうようにと
カーナビの補正のように
今の自分の目的に逆らってでも
憧れの目的地へと
自身を誘い続けている
ジェットコースターの始まりのように
限界を超えた努力を毎日積み重ねても
まったく成長や前進を感じられないのは
その呪いのせいかもしれない
夢見た憧れや
希望に胸を膨らませて
願った事は消えない
それは呪いであり
その呪いは自身でかけた魔法
思い出して解くのも良い
忘れたままゆっくり進んでも良い
ただある時驚く程のスピードで
叶い続けるよりは
思い出して叶うまでの
その過程も楽しんだほうが
豊かな人生と言えるかもしれない
価値観は人それぞれ
扇子を開いて
山折り谷折り足跡を記録して
成功の過程を眺めるも良し
ピシャッと閉じて
懐にしまい込むのも良し
どちらを選ぶのかも
それぞれのSENSEなんだろう
どんな現実であろうと
手にした幸福感は
誰にも奪えやしないけれど
自分で捨てる事は出来るのだから
どんな魔法をかけたのかを
思い出してみると良い
呪いのような
思い込みから解放され
前進するその先には
目指したいものが何も無い事に
気づいている事を自覚して
落ち着いて考えてみると
案外とあの頃の夢には
もう手が届いてたりして
たとえばそれは家族であり
友人であり職業であり環境であり
今手にしている幸福感を捨てなければ
もう充分に満たされている事に
気がつけるかもしれない