ウクライナ紛争が始まり

四年を過ぎた今

改めて戦争を考えると

平和こそが戦争を招く事に

気付かされてしまう



戦後八十年後の現在

発展を遂げた東京の街並みに

戦時下に役に立つ

インフラはおそらく存在しない



戦争放棄をGHQに求められ

厭戦ムードに覆われた焼け野原の国民達は

生き残る事を優先し

日米安保条約を締結し

日中が国交正常化してからは

敵らしい敵を失い

戦争の影すら見かけなくなるほど

街並みも変わり続けた結果



当たり前に

ミサイルやドローンによって

生活インフラ設備を攻撃されている

ウクライナの現実を伝え聞くと

もしも日本であの惨事が繰り返されると

逃げ場が無いだけでは無く

どう対処するべきなのかも分からない



大概の事は

政府や官僚に丸投げしている国家運営

外交などに関われる政治家も

ほぼ自民党議員のみ

野党議員など戦時になれば

なんの役にも立たないであろうことは

選挙期間中に語る

彼らの言葉を見れば明らかで



法律的には

議会の承認が必要な事柄も

おそらく多々ある筈だけれど

そんな教育をしている政党があるのか

そんな教育をするだけで

戦争誘導だとスキャンダルになり

思考停止に陥っているのが

現状ではないか



インフラの老朽化が顕在化し

それに伴う事故も起きているが

そんな緊急事態の救出時ですら

日常から離れられず

ヘリコプターでの救出という選択が有れば

助けられた被害者を死亡させるのが

この国の現状なのだから 



北朝鮮へ拉致された被害者を

救い出す事に手段を選ばないと

総理が豪語するのだから

個別的自衛権を行使して

自衛隊が救出作戦を実行すれば良いが

ミサイルどころかドローン攻撃で

首都圏のインフラを攻撃されて

呆気なく敗退するのは目に見えている



だからこそ自衛隊の中からも

そんな救出作戦の提案はなされない

彼らは本当に戦えるのだろうかと

疑いの目が向けられるのも

もはや時間の問題のような気もする



航空技術が発達し

世界中を飛行機で飛び回り

宇宙開発すら活発になる現状

戦争での攻撃は無人機が主体で

神風ドローンが乱れ飛ぶのが

戦地の現実なのだから

それを想定した防空網構築は必須



発電所とりわけ

原発などを攻撃されて

福島第一原発のような事故を

誘発させられると

国内は大混乱



もはや北朝鮮一国との

ミサイル合戦にすら勝てなさそうな我が国

防空など考えず

戦時など起こらない前提の街作りが

突発的な軍事衝突一つで

多くの人民の命を奪われかねない



ロシアはウクライナを兄弟と呼び

命掛けの説得戦争を試みている

だからこそ被害が少ない訳だけれど

米国やイスラエルが

イランへ行っているのように

完全に敵対した相手国に対して 

攻撃の抑制効果が期待出来るだろうか



我が国ですら

北朝鮮にミサイル攻撃を受ければ

平壌を攻撃しろという言葉が

おそらくSNSサイトでばら撒かれ

報道によってはそれを事実として

あらゆるメディアが報じ

その報道自体を相手国側が

敵対行為と見なして

更なる攻撃を煽るかもしれない



戦時を想定した街作りを

していない国ではしている国よりも

受ける被害は大きいだろう

平壌の地下がどうなっているのかは

おそらく他国には分からないが

東京の地下施設は戦時を想定されていないのは

どこの国でも分かっているのなら

やられたらやり返すを繰り返すだけで

おそらく相手国の方が被害が少ない



教育もそうだろう

戦時になった時の教育など受けた事が無い

そんな状況での行動は知らず

防災訓練から想像して動き

災害時同様の買い貯めが

あちこちで同時多発するのがオチ



戦争なき世界は理想たが

一度起きると無抵抗のまま国が滅ぶ

それどころか自国メディアが

相手国を煽り立てる始末



本気で総理が

拉致被害者救出作戦を自衛隊へ命じても

北朝鮮はロシアと

パートナーシップ協定を結んでいる現状

おそらく米国政府に止められるだろう



我が国に主権は存在しない

少なくとも単独で武力行使を

実行する自由は存在しない

だからこその平和国家なのだ



鎖に繋がれた飼い犬が

いくら野生動物へ吠えたとしても

威嚇すらされないのと同様に

軍事力を持たない国には

実効支配された国土を取り戻す方法も

拉致被害者を救い出す方法すら

持ち合わせていない



だからといって

今更戦争を肯定しても

先制攻撃を受けるだけで

何も解決はしない

それどころかもう一度

焼け野原になるだけ



平和な世の中では

武力行使を貶めるが

その抑止効果の恩恵は

すべての人類が受けている

核抑止などが代表的



戦う為の組織が軍であり

そこに属する人達の中には

おそらく作戦遂行の為なら

民間人の犠牲も想定内と考える

頭では理解出来ても

目の前の平和な日常では

多くの人達は受け容れられないが

それを止める手立ては

誰も持ち合わせていない