札幌市民としては

何だかいつもより人が多いと

思いながら街中を歩いていたら

雪まつり期間中だった事に気づく事が

もはや年中行事になっている



しかも今年は

総選挙期間中である筈なのに

街中では選挙カーすら見かけず

数年前にテレビも捨てたものだから

SNSやネットニュースでの情報が

まるで異世界感覚で流れるだけ



いつの間にか

北海道は日本から独立したのかと

寝ぼけた事を本気で心配する



ネットニュースを見ると

どこかでオリンピックが開幕して

誰かが金メダルを取ったらしい



SNSで有名人達は

投票に行こうと投稿したり

行きましたと報告投稿は

もう選挙時の風物詩



最近多めの国政選挙

毎年するのに争点はいつも違う

各政党の公約達成率は

どこのメディアでも纏めてくれないから

それぞれの選挙結果が国政にどれだけ

反映されているのかも分からない



有権者が各政党の政策を

理解するよりも早く世界情勢は移り変わり

新党が立ち上がれば親中と言われ

与党は親米政権なのだから

国政選挙がいつの間にやら

どちらの超大国を選ぶのかという

代理選挙に成り果てて

もはやこの国に主権などない事を知る



直近過去二回の選挙に比べ

誹謗中傷合戦が鳴りを潜めて

静かな選挙戦だと思えば

雪国以外では大盛り上がりの様子



そんな選挙の投票日

全国各地で雪が降るのも何かの縁

投票所へ向かう途中で後ろを振り返り

自身の足跡を眺めながら

通りへ出る度に足跡が消えて

踏み固められた雪道に隠される



その様が

この投票によって作られる

この国の未来と重なり



雪解けと共に

選挙の争点も各党の政策も

有権者の頭の中を真っ白にしては

消えて無くなると

分かっているからと投票を止めた



それでも

この国の未来にとって

何がたいせつなのを知る為には

必要な国民的お祭りなのか



雪祭りの後

雪像や氷像を取り壊し

いつもの景色に戻るのも

選挙の後に似ている

後の祭りと思わぬような選択を

有権者は出来たのだろうか