団塊世代や氷河期世代
ゆとり世代やZ世代などと
いろんな時代を経て今がある
しかし何と言っても
忘れちゃならない世代とは
白寿を超えた世代
この世代を
巷でまことしやかに囁かれる
そのネーミングが
死に忘れ世代というらしい
なんとも昭和の発想で
生真面目な人には怒られそうだけれど
どこか愛嬌があり
都合の悪い事などは
すべて忘れて楽しく暮らした方が
人生を謳歌出来ると
教えてくれているようでもある
親戚の102歳になる
おばあちゃんなどは3食きっちりと食べる
メインデッシュがナポリタンでも
ラーメンでもうどんでも
最後に必ず味噌汁とご飯を食べるらしい
彼女の幼い頃と言えば
九十年前くらいだろうか
その頃の田舎の農家の食卓に
白飯と味噌汁が出るのは
どれくらいの頻度だったろうか
勝手な想像だけれども
毎日毎食白飯を食べる事は
彼女にとっては至上の喜びであり
我が家はこれ程豊かになったのだという
人生最大の成果なのではないか
そんな世代の人にとって白飯は
ご馳走でありステータスであり誇りなのだ
死ぬ事すら忘れてしまっても
決して幼い頃に抱いた夢は忘れない
いつかは白いご飯を
毎日腹いっぱい食べられるようになりたいという
その夢を今も毎日叶え続けている
時代が変わり
環境も様変わりした現在でも
彼女は今を生きて
幼い頃に抱いた
憧れの日々を生きている
そう考えると
彼女は死に忘れたのでは無く
幼い頃憧れた生活への執着心を
人一倍糧にして力強く生きて来た
その証だと思えて来て
その気持ちが齎す生命力に
あやかりたいものだと憧れる