何に触れるのか

何を見るのか読むのか聞くのか

不意に出会う事柄に関心が向くと

その中で勝手にランク付けがなされ

その時々の気分で

ジャンルが移り変わるけれど

選ぶのはいつも一位だけ



おそらく誰もが

自身の感覚によって

好き嫌いをくみ取りながら

現実との兼ね合いの

バランスを取りながら

選択肢の中からNo.1を掴み取る



つまるところ

生きるとはそういう事なんだろう



現実の状況や立場

その場の環境などによって

選択の範囲が決まり

一番良さげなものを選ぶ



経験が無ければ

どれが良くてどれが駄目なのか

好きなのはどれで

嫌いなのは何がなのかも分からないから

誰かに聞いてみて

一番良いと思えなくても

そういうものかと選び取る



義務教育施設へ行くのは

その典型例だろうか



行くか行かないかの選択肢は無い

行ってみて居心地が悪くても行かなければならない 



通わせる義務は保護者のものなのに

世間体という見えない縛りが

いつの間にか権利を義務に変えてしまい

保護者と施設の板挟みで

苦しむ子供達もおそらく少なくない



ただそれしか知らないから

皆がそうだと言うからそうなんだと思う

教室で大きな声ではしゃぐクラスメイト達

それがうるさいからイヤホンで耳を塞ぐ

授業中じゃないから良いじゃない

でも周りはそう思わない



話し掛けても

愛想良く対応しなければ

それだけで敵認定

事ある毎にある事無い事を

面白可笑しく大声で喋り

なんと無しに聞いている周りの中立者へも

その言葉が影響を与え

あの人変だよねという雰囲気になる



本能で危険を察知しても

保護者の世間体を守りながら

権利を果たさなければならないからと

仕方無くその雰囲気に合わせて

愛想を振り撒くか

もしくは孤立を選ぶのか



孤立を選ぶと

少しの失敗が命取り

成績の良し悪し

運動神経の良し悪し

部活の上下関係の良し悪し

趣味すらも良い方へは捉えて貰えない



きっかけは

何かを忘れるとか

不意にぶつかるとか

そんな些細な事で

シカトから嫌味

もっと進めば暴言や暴力



コミュ症からすると

集団生活などは野生の王国

家族とすら上手く付き合えないのに

教室やオフィスで

良い人間関係など築ける訳が無い



熊や虎のように

周りから一目置かれる存在なら

ただ孤独を楽しめるが

兎や狐ならどうしょうもない



ここまで追い込まれると

ひとまず諦める事が必要だ 

この現実を変えられはしない

もちろん家出をしたり

自宅学習を保護者に進言する方が

遥かに安全な選択かもしれない



中にはそうでは無い

保護者も居るだろうから

一概には言えないが

その場の状況で諦められる事は

全部諦めてしまう事を勧める



そしてゴールを決める

卒業までなのか

退学なのか

小学校なら最長6年間

中学なら3年

進学せずに働いても職場は

ある意味死ぬまでだから

案外高校の3年間は少しマシになる



とにかく好きな事を見つけよう

何でも良いから繰り返せる事を自覚しよう



眠る事も忘れる程

夢中になれるものが無くても

何となく毎日繰り返せる事

もしくは定期的になら繰り返せる事

おそらくそれが好きな事だから

その特性を活かせる環境を探してみる



そういう目的で

ひたすらバイトを転々としても良い

何が好きで嫌いなのかは

体験しなければ分からない



学生なら社会へと

放り出されてからの方が

圧倒的に人生は長いのだから

まずはその地獄を

生き抜く事に全集中



とにかく楽しいと思えるまでは

逃げて逃げて逃げまくれ

一番怖いのは閉じ籠もる事

一人でも生き抜けるように逃げ続ければ

その経験が未来に新たな道を作る



部屋に引き籠もっても

その毎日を文字起こししてみれば

案外といいねと感じる人も居るから

暇つぶしに本でも読むか

日記でも書けば良いかもしれない



現実は複雑で

人間関係一つとっても

雁字搦めで息苦しいなら

一人暮らしをしても良いかもしれない

案外と保護者への恐怖心に

気づくきっかけになったりして

離れる事で気持ちが軽くなる事もある



どんな時も大切なのは

ストレスを捨てる事

何が好きで嫌いかを知る為にも

一度捨ててみると

それが必要なら取り戻すし

不必要なら自然と忘れてしまう



おそらくいつだって

その時々の自分世界での

一番を選ぶのは無意識だから

そのランキングを

振り返る事で自覚する事もある