戦後80年を迎え
ロシアでは原子力ミサイルが開発され
もはや迎撃不可能な兵器が
とうとう具現化された
核不拡散条約にすら
違反する事なく
動力源としての原子力開発を
粛々と続けた結果
おそらく実践への配備も
そう遠くない将来されるに違いない
そうなると
一度発射されてしまえば
自国領土の上空で迎撃しても
核物質が飛散するだけ
核弾頭を搭載する事もなく
核ミサイルを開発するという
頓智の効いた戦略は
流石は文学大国ロシアと感心する
もはや戦争しようにも
撃ち落とせない原子力ミサイルを
使われたらと考えると
話し合いで穏便にと
他国も考えるに違いない
原子力を動力にして
ミサイルやら魚雷やらを
作り出された現代においては
もはや核爆発実験などは
およそ意味をなさない
小型の原子炉が一般化すると
ボイラーのように
そこら中の建物に整備され
大気圏すら超えられるロケットなら
月に着陸してそのまま
電子力源としても使えて便利そうだ
核の最終処理も
宇宙へと解き放ち
発信機を搭載し位置確認をしながら
彗星のように遠い軌道に載せて
永遠に地球外で
管理が出来るかもしれない
そうなれば今後ますます
原子力の使い道が広がりそうだ
これからの未来世界では
動力核がスタンダードになるのだろうか
小型原子炉開発が
今更他国で行われ始めても
もうすでにあるのだから
利用しない手はない
そもそも各国の
原子力発電所を攻撃すれば
核物質を飛散させられる現実は
もう数十年も前から存在し
それを交渉のカードにしていた時代も
おそらくはあっただろう
しかし原発の無い国ですら
ミサイルとして原子炉が飛んで来るのなら
自国領土内で撃ち落とす事は
自国民への攻撃となり
外交交渉の失敗を問う声も
大きくなるに違いなく
そう考えると
もはや戦争など起きようが無い
だからこそ我が国ですら
原子力潜水艦の開発を国会での
議題とされている
国際情勢が落ち着いた
こんな時だからこそ
未来を見据えた国家観を
個々人がSNSなどを通じて
表明する事が流行るかもしれない
あらゆる職業のあらゆる立場の人々が
次世代に残したい国家の未来を描く
世界全体の対立軸は無くならない
ただ一人ひとりの幸福感が増えると
無関係な誰かに対する不審感も薄れ
自分に集中するようになるだろうから
おそらくこれからは戦争など
するだけ無駄だと考える人が増えて
平和になるだろうと
勝手にそう思っている