プレゼントを貰うと
それが欲しいと思っていた物なら
喜べもするけれど
知らない物だったり嫌いな物だったり
そんなプレゼントならいらない
その考え方で
生まれて来る事を考えると
やはり順序が違うと思う
欲しい物をプレゼントされるから
嬉しくなり前向きになれるのに
がっかりするような物を貰っても
興味が無いから
すぐにポイッと捨てしてしまう
生まれる前に
こんな人生を送りたい
だから生まれたいと
願ってから人生が始まれば
その目的を果たす為に
生まれたのだから
ただそれ目指せば良い
幼子が欲しいと思った物を
おねだりなどをして手に入れたら
すぐに使うけれど
何だかよく分からない物は
警戒して近づかず
興味が無ければ使わない
だからその用途を教えられ
それが楽しそうだとか面白いと感じて
ようやく好きになり使い始める
人生の初めに
躾と称して体罰など受けようものなら
出会う存在すべてを
地獄の獄卒のように思い込み
閻魔大王のような存在とは
出会いたくもないからと
孤独の中に潜み
隠れて暮らすしかない
生まれる前には
当然自我が無いから
目的を持って生まれる事は無い
けれども便利な事に
生理現象という抗えない作用を持って
生み落とされるのだから
あながちこの世も地獄とは限らない
身体を維持するには
エネルギーを必要として
生物は大概それを
何かしらを採り入れる事で補う
体毛の少ない人類は
とりわけ寒いのが苦手だから
食べる物や住処と並んで
着る物もしくは体を覆う何かも
含めて衣食住を求める
そう考えるとこの3つは
生理現象が齎す恩恵なのかもしれない
すべてが揃った
現代では必然的に共食いを始め
他者の血肉は求めず
自分のリスクヘッジとして従える
もしもの時は蜥蜴のように
尾を切れば良いと考えるあたりは
流石は知性動物といった所だろうか
しかしその共食い競争での
敗者復活を望まない者からすると
この楽園のような環境に飽きて
地獄と同じ命懸けのレースをするくらいなら
生まれて来なければ良いと思うが
生まれて来るという選択肢が
生まれる前に与えられていないのだから
自分は仕方が無いが
あえて子を生み育てる意味を見出だせずに
被害者を無くしたいと考えると
そうだ子供を産まなければ良いのだと
そう思う敗者の群れが出来上がっても
特段に不思議な事も無いだろう
自分の夢を子に託す感情は
何もそれほどに珍しくもないが
生まれて来るという
選択肢を欲した者からすると
子を生まないという選択をする事に
ある種の恍惚感を抱き
あたかもそれが
今生に生まれた目的と捉え
そんな人々の無意識的な達成感が
今日の少子化を
引き起しているのかもしれない
そうだと仮定すると
物心がつき始めるその時に
如何に幸福感を植え付けられる
家庭環境で過ごせるのかが
愛する我が子へ最良の
プレゼントとなるのかもしれない
その過程を経た人生には
おそらく我が子を抱きたいという
願いが生理現象として現れ
そんな歴史をこれまでの人類は
紡いで来たのだろうと思うが
果たしてどうなんだろう
自殺をした芸術家などは
おそらく自分の選択ではない
今生を切り離し捨てたくなったから
自ら死を選んだのではないか
欲してもいない人生で
これ以上苦しむのは確かに嫌だとは思う
特に中高年にもなれば
身体は衰える一方で
これから先を考えると悲観しか出来ない
だから筋トレに励むのだろうか