有名人の素顔を

知りたいかと

そんな自問をしてみると

案外と拒絶感が強い



見た目だけで無く

話し方やその内容や仕草

本人の本性を知って

何か良い事があるだろうか



現実の知り合いから

友人や恋人へと移り変わる

その相手との関わり方を

何度も繰り返し体験して

がっかりする事の方が

圧倒的多いせいだからなのか



憧れは憧れのまま

その本人の本性までは知りたく無い

もっと言えば知るのが怖いくらい



そのアーティストの

歌声と歌詞とメロディーの調和に

癒やされるから

その曲や収録されているアルバムを

何度も繰り返し聴くけれど



歌い手と作詞者と作曲者が

別々の場合どうしても

その歌い手の声や見た目や仕草に

その曲を聴いている高揚感が相まって

作詞や作曲をしている人には

見向きもせずに

歌い手に夢中になるけれど



その感覚を齎してくれる

作り手達の感覚も加味された  

一つの作品には

本性のようなものがないから

落ち着くのかもしれない