生まれる事に自由はない

事後的に自我が目覚め

生きている事を自覚する

気づいた時には

すでに人生は始まっている


そもそも選択肢を

与えられないまま生まれる事を

余儀なくされるという理不尽

ここに文句がある訳だが


産んでくれた事に感謝をして

最期を看取ならければならない

いつの間にやら

そんな義務を背負わされている


そんな現実を

受け容れなければならないのだろうか


出会いもしない内に

血の絆は結ばれてしまい

縁という鎖が絡みつき

ある時から首を締められるように

息苦しく感じた


社会に求めるのは

この血縁関係を出来るだけ

貧乏性の人間が作るカルピスの様に

限りなく透明に近付けて

この息苦しさから

解放する為のNew Rules