結婚式と葬儀の違いは
前もって予定が決まらない事だろう
喜びの集まりは
前もって知るとお祝いする方も
有給休暇を申請したりと
色んな準備がしやすいから
大勢でお祝いが出来る
葬儀はまずいつ亡くなるのかが
分からないかし
ましてや急かす事も憚られ
知らせが来たら行かざるを得ない
しかし無理してでも
駆けつけられる場所に居れば
まだ良いけれど
国外などにいる人は
その時点で死に目には会えない
その可能性が高くなる
世の中には
自分の誕生日をSNSで知らせて
不特定多数の人達に祝われたい族が
かなりの割合で存在している
そんなパーティーピーポーが
人生の幕を下ろすその時に
人知れず旅立てるのだろうか
いや無理だろう
もっと言えば東京ドームで
生誕祭をするように
葬送祭を執り行いながら
5万人に見送られながら旅立つほうが
おそらく性に合っているはずである
前もって大切な誰かが
旅立つその時とその場所を知れば
おそらく事前に有給申請をして
海外からでも駆けつける
そんな情に厚い人が
この世の中を動かしているのなら
一層のこと
安楽死をその日にすれば良い
倫理的な問題はあるだろうが
たとえば年齢を区切るとか
医師に根治は勿論の事
完治も見込めないという診断をされた
罹患者に限り本人の意志のもと
旅立ちの日を決められるようになれば
満員の東京ドームの中央で
スポットライトを浴びながら
眠るのも悪くはないと感じるような
パーティーピーポーもいるだろう
プロジェクションマッピングを使い
天使が迎えに来るとかの演出をしても良い
おそらくそんな葬儀を
実現させるような賑やかしの人なら
その場に居る5万人の心の中で
永遠の存在になれるかもしれない