下流の星名も無い人間も野に咲く花のように儚く散って逝くただそれだけでの事で歴史の片隅に刻まれこの惑星の記憶には残るその花の名前は知らなくともひと目見て美しいと感じすぐに忘れてしまうように人の一生とは朧なもの人生を彩る景色には夜空の星の輝きの数だけ喜びで溢れ背景の影のような哀しみで覆われている天文学の系譜のようにその小さな輝きに名前をつけてこの歴史を流れる流魂のすべてが後世へと繋がるようにと願う