普段クレカ生活をしていると

買い物をしても支払うという感覚が

現金時代とは少し違う


どちらが浪費に繋がるかとか

節約に役立つかはイマイチ分からない

けれどもセルフレジだったり

スマホで注文して

クレカ決済などした時は

お金が減るという感覚は無い


それでも極端に

収入と支出がアンバランスにならないのは

アプリでいくら使ったのかを

数字で知らされるから

その大きさで判断しているから

使い過ぎれば抑えようと

努力をすれば良いだけ


クレカだと締日から

実際に銀行口座から引き落とされるまでに

一ヶ月ほどの期間があるから

引き落とし金額の確定メールが来ると

その日から次月の支払い分の

節約を始められて便利だ


この感覚の時代が

テクノロジーの流れに乗れば

その内お金を扱う人数を

減らせるのではないだろうかと

不意に思いつく


今ですらもう

ベーシックインカムなどと

訳の分からない言葉で

生活費を配るという理論が

実しやかに囁かれている


それはつまり国民総公務員制度とでも

名付けるという事になるのだろうか


私の幼い頃には

赤ん坊は泣くのが仕事で

子供の職場は学校で

職業として学生という身分を与えられ

家の手伝いがアルバイト


主婦の行う家事を年収にたとえると

重労働で365日24時間労働なのだから

かなりの高収入なのに

家族へ無償提供しているのだから

三色昼寝付きは当たり前だった


しかも一家の財布の紐は

その奥様にしっかりと管理され

働く夫は会社からの給与を

奥様へと奉納し

自分自身の給金を手渡され

その範囲で一ヶ月を過ごすなんて

当たり前にテレビでも語られていた


あれからな数十年間 

失われた時代の中で変わらぬ物価と共に

働く男達は個人差はあるにせよ

お金の管理は奥様など他者へ任せるのが

サラリーマンなのだと思い込み

利益など考えずに

無変動物価時代の恩恵で

積算などは前例踏襲するだけの

ただ与えられた営業マンという役割や

その役職を演じるだけで

何不自由も無く仕事もこなせて

暮らせたのだから

金融リテラシーなどある訳も無い


そんな子羊のような人達が

ただスマホやカードをかざすだけで

必要な物が手に出来るなら

今と対して変わりはしないのだから

ベーシックインカムという名の

生活保護費で暮らせるようになれば

断る理由はないかもしれない


スーパーに行き必要な品物を

カゴに入れてスマホをかざして持ち帰る

アミューズメントパークに入場する際にも

スマホをかざし退場する時もかざすだけ

そもそもネット通販なら

スマホだけで完結してしまう


そこに個人がお金を

やり取りする必要があるだろうか


お金を取り扱える資格を作り

たとえば国や自治体や企業だけが

お金を使用する世界で

マイナンバーカードで個人が普段

どれくらいのお金を

どこでどれくらい

使用するのかという数字をを把握さえすれば

その総額を個人が所属する自治体や

企業へ国から送金する


そうすれば

個人は何も我慢することなく

湯水のように使い過ぎても

AIがその行動パターンを予想しているから

予めその所属先に多めに送金して

準備を整えるだけで良い世界


たとえるなら

お金が花粉でやり取りする人がミツバチ


ただ日本国民というだけで

職業になる国民総公務員な世界

限られた有能人だけが

お金の管理者に任命されて

一般人はただマイナンバーカードかスマホを

かざすだけで暮らせる世界


そんなハニー世界で

有能者に出会うと

はにかんで愛想を振りまくだけの働きバチばかりで

溢れる未来がいつか訪れるのだろうか


働きアリに羽が生えても

結局あまり変わらないって事は

もうすでにそんな世界になりつつある

そんな世界ではおそらくお金という

概念は必要を無くすのだろう


働きアリでも働きバチでも

次の世代を生み出す権利は持たない

現代社会を脅かしている

少子高齢化社会とは

そんな次の世界への

プロローグなのかもしれない


そうなると子を産むのは女王だけになる


なるほど確かに

すべての一般人が専業主婦のように

専業国民として暮らし

その中から優秀な遺伝子を持つ者を選び

人工子宮という女王と交配して

より優れた次世代を創り出す


そう考えると

もはやエイリアンな世界

そんな存在には

営利などは必要ない


ただ優れた次世代を

残すだけで良いのだから

お金という証明もいらなくなる

その過程に国民総公務員制度が

成り立つかもしれない