サウナを充分堪能してから

脱衣所でその余韻に浸りながら

濡れた身体を拭いていると

ガラス扉の向こうから

女性従業員が「失礼しまーす」と

一声掛けてから間髪入れずに

ガラス扉を開けると不意に私と目が合い


仕事とはいえ

流石に気まずかったのか

そのまま目を伏せた


その時ちょうど

背中を拭いていたものだから

視線を下げたその先に

たわわなベイビーキャノンが

なんの恥ずかし気も無く

顔を出していた


気恥ずかしくて下げた視線の先に

ベイビーサイズのキャノンを見つけて

フッと彼女に笑みが溢れた


気持ち中では

「キャーどこ見てんよぉー」と

叫びたかったけれど

心の器くらいは大きくしたいと思い

何食わぬ顔でバスタオルを巻いた