人生を形にすると

風船のようなものだろうか


幼い時はシワシワのまま

一部に高圧力がかかっても

びよ~んと伸びて

圧力が無くなれば元に戻る


おそらく時間という

空気を入れ続けて

膨らませて行くのが人生であり

限界になれば破裂して散る


若い頃は全てが柔軟だから

上手く空気を抜きをしながら

パンパンにならないように

調整出来るけれど

 

歳を重ねると頑なになり

たとえば自我を失うような

限界を考えずに膨らませ過ぎて

破裂してしまう


体に体脂肪を詰め込むと

柔らかくふくよかに膨らむけれど

ふわふわ感というよりは

どっしり感が増して

何があっても飛ばされない


心に大志望を詰め込むと

どうなるだろう

志や欲望には際限がないから

いくら詰め込んでも

物足りなくて

つい詰め込み過ぎてしまう


人生をセール品にするのも

勿体ない気もする