自給自足出来る国は
あるだろうか
エネルギー資源を保有し
かつそれなりの規模の国内市場を有せば
可能だろうか
あらゆる問題を
国内で解決出来さえすれば
他国との交渉でも
弱みがなければ妥協する必要もない
西側諸国がロシアに経済制裁を科しても
結末が未だに見えないがそれだけでもロシアには
有利な現象になるだろう
何が起きるのか
足りない物が明確になる
何を他国へ依存しているのかが
明確になる
それが有事の際の
弱点になる訳だから
克服しておく事に越したことはない
アメリカの関税政策は
そのロシアの現象をアメリカでも
起こしたいからではないだろうか
独立独歩に国家運営が
出来たなら怖いものは無いが
他国にそんな国があるのは
脅威でしかない
現在のところ
地下資源や人的能力
経済規模や国内市場
国際情勢を照らし合わせても
それをなし得そうな国は
ロシアとアメリカしかない
期せずしてロシアは
そのチャレンジをする羽目に陥り
今のところの展望は明るい
それを見て焦ったのが
アメリカなのかもしれない
各国は関税政策を
非難は出来ても止められない
それに変わる安全保障を
その二カ国に提示するには
おそらく安保条約を結ぶしかない
その二カ国の側にすれば
国際社会から自国が自立して
切り離しに成功すれば
他国に干渉させずに国家運営が
可能になる訳だから
それ以上の安全保障はないから
江戸時代の日本のように
出島を設けて
そこだけで国際社会と繋がるだけで
事足りてしまうかもしれない
逆にそれ以外の国々は
他国と繋がるしか方法がなくなる
自立国家に対抗するだけの
経済力や軍事力を確保するには
団結しかないが
分断を企てられやすいという
欠点があるから
あまり大きな組織になると
疑心暗鬼を生み育て
内部崩壊する危険も高まるから
手を組む相手も
増やせば良いという事でもないだろう
経済的に自立するよりも
人間が生きていくサイクルを
自給自足出来るのかが大切で
衣食住を自国民で賄い
さらに研究開発や安全保障も
賄うとなると
その二カ国でもかなりハードルは高い
けれども世界全体でまとまるよりは
統一言語の下で実行した方が
はるかにハードルは下がるはずだ
現に日本という島国では
あらゆる国際規格の獲得競争に
負け続けても国内需要が
下支えして開発資金の回収が出来ている
もしもその二カ国が
日本のように言語統一して
国内需要を中心にあらゆる製品開発をすれば
実現可能かもしれない
宇宙開発でも先行しているから
地球外に領土を保有すれば
もはや地球上の争いに
巻き込まれない様に出来るかもしれない
虚実入り混じったこの世界でも
言語を統一すれば
それなりに管理がしやすいのも
日本を見れば明らかだ