何となく面接官って

偉そうに見える

面接時ほど見下されるような

感覚に陥る瞬間を

他に知らない


おそらくそんな風な

思いに駆られた事がある人達が

この世の中の多数派だから

政治家に辛辣な言葉を

投げつけるのではないだろうか


過去に自分が誰かにされた事を

生活圏の外側にいる誰かにやり返して

心を潤す言動がSNSサイトに

投影されているように感じている


当然そんな弱者の一員である

私にもその気持ちはある


だからこそ

この社会変容の過渡期に

過去の前例を通して

未来予測をしている専門家には

少し口をつぐんで欲しいのだけれど

それすら言論弾圧になってしまうから

なかなか社会が纏まらない


なぜなら

自分で考えるという自己革命が

終わっていない人は

どうしても憧れや親近感を抱く

誰かに先導されて

その行列に並んでいるという安心感から

脱皮出来ないからだ


おそらくこれまでの

政治体制では立ち行かなくなる事は

もう分かる人には分かっていて

国会議員なども変わろうと

努力を促してはしてはいるものの

自ら甘い果実を捨てるという

難題をクリア出来ない幼子のような人達に

振り回されているのが現状


人の気持ちを変えるのは

言論弾圧と同じで

外部からでは意味が無く

まずは自らから進ない限り

道は開かれない

意思が無ければその先は見えない


ならばどうするか

一つの案として

たとえばアンケートを通して

社会課題をあぶり出し

テレビなどで毎日広めてから

一つ一つの問題に対する対策案を

各政党ごとに国会で

提案してもらうのはどうだろうか


それぞれの政党には

支援者がいてSNSサイトを利用して

世代を超えた

支持を得ている政党もあるから

すべての政治に関心のある

人達が自ら考えて

支持政党に意見を出し合い


その妥協点を

政党が見定めて対策案として

国会で発表する

もしくはSNSサイトでも構わないが

スマホを使えない人は

見られないから国会の何とか委員会でも

作って発表会をすれば良い


要は陳情された

問題だけではなくて

まったく自分達には関係の無い

問題を考える習慣を作ると

ある種の一体感が生まれ


バランス感覚に優れた

各世代の優秀な人が

まとまりやすくなり国会議員も

一人一人が

自党の対策案を各支援者へ

説明する為に学ぶ努力を迫られて

振り落とされる者は切り捨てられて

必要な人材だけが残るシステムを

作れるかもしれない


少数政党だからといって

国家国益を考えずに

ただ議席確保の為の甘そうな果実を

言葉巧みにばら撒くのは

おそらく未来の枷にしかならない


面接時に嫌な思いをした

一般有権者が

国会議員の対策案説明会に参加すると

面接をする側になれるから

何となく偉くなった気持ちになれて

承認欲求とかが満たされ

しかも各政党の

対策案説明会をハシゴすると

シドロモドロに説明する議員を見て

何だか自分でも行けそうな気分になれて

あんなのでも偉そうな

議員になれるならと

案外若い人なら立候補者で

溢れるかもしれない


そんなブームを起こせたら

少しはこの国の雰囲気も明るくなって

軽やかなものになるかもしれない