これまでの常識が

一夜にして変わるような

そんなダイナミックな現実を

ニュースで見ていると

これまで動かなかった問題も

解決に向かうのかも知れないと

期待せずにはいられない


たとえば北方領土


宇宙開発における

大国ロシアがその四島に

どれほどの価値を見いだしているのか

これまではそれらを土台にして

経済交流の促進が

目的だったかもしれない


ただ資本主義の結末が

見え隠れし始めた昨今では

両国ともに経済や資源開発に

目処が立ち

障壁となるような大きな問題は

あまりないように思える


それならば

元島民の高齢化に伴い

最期にふるさとへと渡る架け橋を

両政府が知恵を出し合えば

良い案も出せるはずだ


太陽系の外から見た

地球という惑星のオホーツク海に浮かぶ

北海道島と北方四島とでは

どれほどの違いがあるだろうか

もはやグローバルどころか

惑星から飛び出そうという時代に

領土など大差ないのでは無いか


何もロシアから

取り戻さずとも良いのではないか

もうすでにそこで暮らす

ロシアの人々にとっても

その場所はふるさとなのだから

その方々から取り上げるのも

気が引けてしまう


元島民からすると

裏切り者である


ただ誰もが

幸せを手にする為には

お互いが歩み寄らなければ

ずっと隔たりはなくならない

ならばどういう形かで

妥協するしかない


一つの案としては

領土を共有する事だろう

両国の特区にして

なるべく簡素化された形で

行き来ができるシステムを作ることが

出来れば全体の苦しみを

和らげられるかもしれない


個人的には

北方四島とサハリン島をセットに

領土共有をして欲しい


サハリンにはガス田があり

パイブラインを繋げば

より安くガス輸入が出来て

冬の寒さ対策を万全に出来るし

海底トンネルで稚内とユジノサハリンスクを

結べれば最果ての街が活気づきそうだ


ロシアにとっても

北海道と経済圏が結ばれれば

極東の経済規模も大きくなるだろうし

島だから安全保障の観点からも

クリアし易くはないだろうか


新幹線でロシア旅行するなんて

そんな未来があっても面白い