病は気からとか

言霊とはよく言ったもので

言葉は気づかぬ内に

自分自身へと暗示を掛けている


どうせ自己暗示をかけるなら

より良い方向へ向かう方が良いだろう


新年の挨拶である

「明けましておめでとうございます」というのは

予祝言葉らしく

北海道の方言でもある過去形言葉を

かけ合わせると相性が良い


たとえば北海道のお年寄りは

夜の挨拶で「お晩でした」とか

電話口で名乗る時に

「夜遅くにすいません◯◯でした」

なんて言い方をするけれど


占い師の話によると

新年の挨拶の新年とは

開けて間もない今年の事であり

おめでとうは今年一年もお互い

無事に越えることが出来ましたね

という乗り越るであろう未来に対して

おめでとうございますという言葉を

相手に伝えているらしい


要するにこれから始まる一年を

お互い無事に乗り越えたことにして

その年に初めて会った時にお互いの無事を願い

予め祝い合う挨拶が

明けましておめでとうなのであるらしい


その話が嘘かホントは知らないが

あいさつを交わした相手の

今年一年の成功を信じて一番最初に

祝い合うというのは

お互い心地良くないはだろうか


ただの挨拶ではなく

相手の幸せを願う言霊となり

本当にそうなるのではと捉えたほうが

その言葉を伝えるの側も

伝えられる相手側にとっても

より嬉しく感じはしないだろうか


単細胞な性格なのか

その言葉の暗示だけで

何となくもう上手く行ったという

気持ちになってしまって

今年一年もその気持ちそのまま

幸せになってしまいそうだ