ハングリー精神が足らないと
言われ続けたけれど
自分ではその塊だと持っている
幼い頃なにか悪さをして
祖父に夕飯抜きの罰を与えられたり
寒空の下
家に入れてもらえないという
躾を受けた経験が従わなければ死ぬという
思い込みを生んだのだ
職場のような実家で飼い慣らされて
実際の職場では進んで社畜になり下がり
ひとまず食べるのに困らないから
会社とは実家より優しいくらいにしか
思っていなかった
そのせいなのか
それ以上を求めもしなかった
食費は与えられたが
睡眠時間は奪われ
そのおかげでメンタルが保たずに
周りにキレまくっていた
幼い時のひもじい体験が
家畜のような感性を育んだのか
牛小屋で牛に罵声を浴びせる
家族達を見ながら育ち
馬には優しい家長である祖父の影響か
馬面の人を見ると今でも
エリートだと決めつけるという
悪い癖が抜けない