感覚と意志の対立構造は
習慣という祝福の恩恵を受ければ解決できる
加齢という変化すら
止められないのなら利用した方が賢い
ただその利用方法が見つからない
あまり理性的な生き方を
重ねて来なかったからなのか
歳を重ねても
あまり気持ちに変化は無いけれど
体力の衰え方が変わった事には
さすがに気がついている
何もしなければ衰えるだけ
しかも体重は自然に増え続ける
筋肉には刺激を与えなければ
ただ痩せ細り脂肪の楽園となり
心も体も丸くなるだけ
サウナに並ぶ
太鼓のような腹にはなりたくないから
仕方無しにしゃがんでは立つを繰り返す
そんな毎日を送ると
考えることなど何もない
今日の昼飯は
何を食べようとすら考えず
毎日同じ店の同じメニューを
注文しては口に入れるだけ
けれどもそれが幸せ
味気のない日々
なんの変哲もないこの日々が心地良い
何かをしなければという焦りが
ストレスを生み
何かが足りないと思いながら
今日が通り過ぎるのなら
それは必要無いものかもしれない
悩みは尽きないというけれど
そもそも悩みがあるなら
それをどうすれば解決出来るのかを
考えるだけでも日が暮れる
それもまた幸せだと思い込めれば
不幸を感じずに済む
年齢を重ねると
時が経つのが早いというが
まったく実感がない
師走のこの時期だというのに
ただ揺蕩うだけの毎日
これまでの人生を
他力に流されて生きて来たせいなのか
この流れの行く先に
桃源郷があるようにさえ
思えてしまう始末
自分の力で成し遂げる
小さな成功を喜びながら
社会の織りなす様々な
事象をも楽しめるようになれば
仕合せが良くなる事を
これまで起きた幸運を元に
想像してしまうからだろうか