お金の運用方法が多いので
貧乏この上ない非正規人間でも
投資について考えてしまう
自分の価値観に合わせて
少ない資産を
どう運用するのかを考えるのは
必要に迫られているというよりは
もはや娯楽に近い感覚
基本的に株取引や
為替取引くらいしかしてはいないけれど
一昔前を思えば信じられないくらい
今やこんなにも簡単に
少額から取引が出来るのだから
やらないという選択はない
競馬やパチンコをする感覚で
始めるのが一番分かりやすいかもしれない
ただパチンコは
タバコ臭さと騒がしさに耐えられず
昔は競馬一本勝負だけだったから
週2回の取引だったけれど
株や為替は週末以外は変動するから
それを確認するだけでも面白い
投資と言うと
何となくそういったものを想像するけれど
何気ない普段の買い物も
投資と捉えて考えると
それまでとは違った感覚が芽生える
価格の変動を意識するのは
スーパーマーケットの食料品でも同じ
たった10円の変動でも
泣き笑いがあるものだから
細かくチェックしている人なら
買う商品を買えたり
買いに行くお店を変えたりしながら
支出を調整しているかもしれない
今年は個人的に
改めて自分の価値観と向き合い
生活スタイルやその環境へ
求めるものは何かを明確化して
それに沿った職場を選び
その為に収入が減ってしまったおかげで
暮らしの中での資産運用を
考えさせられる機会が多かった
そんな生活が数カ月過ぎて
雇用契約が変更になり
少なからず収入が増える事になり
また改めてこれからの資産運用を
考える切っ掛けになった
契約書の資格手当欄に
15000円と書かれてあって
時給とは別に毎月この金額を
支給して貰えるようになる
清掃作業員にも
ビルクリーニング技能士という国家資格がある
あまり現場作業では実用的ではないけれど
規定の床面積以上の広さの建物の掃除をする場合には
有資格者を配置しなければならない
みたいなルールがある
ちょっと不確かだけれど
法令でもそうだし
受託契約に含まれている場合もある
特に自治体の所有する建物の
委託契約物件には必ず言って良い程
この条件が付帯しているから
入札などに参加している企業を探して
応募すると資格さえ持っていれば
大概は雇って貰えるから
ここ数年は毎年所属する企業を
変えまくって遊んでいる始末
個人的に責任者という
ポジションが嫌いだから
ずっとこの不要なストレスを
捨てたくて堪らなかったけれど
なかなか不便無く暮らせる
収入にはならないからと
仕方なく受け入れていたけれど
最近はどこの時給も上がって
無責任な立場でも
不自由無く暮らせるくらいの
月収を貰えるから
思い切って転職をしたら天国
この数ヶ月は赤字覚悟で
飛び込んでみたけれど
意外と節約をするとトントンだった
初めから数ヶ月後に
所属している会社が自治体の入札物件を
受託出来なかったら打ち切られる契約を結び
もし打ち切られてもその物件を受託した
会社に行こうと考えていていたから
珍しく契約満了近い物件の募集があったから
飛びついてしまった
大概は受託業者が変わっても
作業員はそのまま移籍するだけだし
おそらく時給も上がるだろうと予想して
今のうちに潜り込んでおこうと
決断した数ヶ月前の自分に
グッジョブと言いたい
すべて予想通りの展開になった
ノーストレスで不便無く暮らせるし
思った以上に収入も安定しそうだ
予想外だったのは
資格手当が15000円もついた事
この資格を取るのに元手は掛かっていない
それどころか別の会社のでの
業務命令だったから給料を受け取り
しかも社内講師のレクチャーもあって
確かに実技の練習は頑張ったけれど
現場作業をサボれるからと
喜びながらしていた業務だったから
遊び半分の感覚でとった資格が
またこれからの収入になる
お金を貰って手に入れたもので
さらにお金が貰えるなんて
まるで複利みたいだと思う
そもそも職場を転々と出来たのも
資格のおかげで
雇って貰えるだけではなくて
それがあるから大丈夫だと
思い込めたから動き回れた
その精神的な柱の存在がなければ
おそらくこんなにも転々と
色んな会社の中を見て回る機会にも
巡り会え無かっただろう
お金とはなんだろう
多分それは尺度ではないかと思う
価値を測る為の単位とでも言うのか
それ自体に価値はないけれど
何かの価値を確定するための証明書
そう考えると持っているだけでは
お金自体に価値はないから邪魔になるだけ
もしかすると無意識に
そう捉えてしまっていて
お金は面倒臭いから必要最低限で良いやと
自分から遠ざけていたのかもしれない
ここ数年少し生活が安定して
スマホを通して色んな情報が飛んで来て
「こんなんあるけどどうですか?」って
言われ続けて始めてみた投資だけど
やってみるといつもの生活に使うお金への
意識が変わって
「なんの為に買うの?」という自問が増えた
目的を明確にすると
案外と要らない物を買っていることに気がついて
それが他の事にも波及して
イチイチ理屈っぽくなってしまって
自分でも面倒くさいとは思いつつも
色んな事を見直す切っ掛けになっている
資本主義の世の中だから
生活とお金は切り離せない
仕事だって同じだし
生活環境だって同じ
住む街だったり
部屋だったり
職業や職場
人間関係
すべては繋がっていて
それを繋いでいる架け橋が
自分な訳だから
感覚だけではなく
ある意味論理的に選択をした方が
後々得をする
過去を振り返って
仕事をサボるために受けた
資格試験に合格したおかげで
これからお金が貰える
この事実から学べるのは
お金を稼ぐのに善も悪もない
おそらく悪行三昧に生きたって
天国には行けるってこと
だってこれからそこへの行くのだから
お金という尺度で捉えるものが
まさに価値観そのもので良くわからなくても
それを絡めてすべてを考えたほうが
意外な自分に出会えて面白い